今日も笑って過ごせましたか。
最近の空がすごく好き。
青く澄んでて雲はころころ可愛くて。
夕日に淡く染まってく空はファンタジアの世界みたい。
あの時の夕日はどこかの朝日で、また1日が始まってく。
夏だなぁ。
私が上京してきて最初にやった芝居はシェイクスピアの“夏の夜の夢”。
写真は、本番前日、稽古場を追い出され外で稽古しながらみんなで見た空。
あれから5年たちました。
忘れられない思い出の空ってたくさんあるなぁ。
泣いて笑って喧嘩して仲直りしてみんな手探りで、でもがむしゃらに芝居してた。
たくさん遠回りした。
なんでいま過去を想うのか分からないけど、それはたぶん、手に入れたモノがあっても失っていくモノもあると感じ始めたから。
芝居を1年しかやってないから気づける事と10年やってやっと分かる事。
それがただの“成長”なのか“心の変化”なのか“感受性の低下か向上”かなんなのか私にはちょっとよくわかりません。
分かるのは変化はし続けてるってこと。
それだけでも、まぁプラスか。
変化出来ない事ほど恐ろしいものは無い。
先月、“自分がどういう芝居が好きなのかそろそろ決めなさい”と言われた。
そんな必要ないと思った。
10代の時に『キャラメルボックスが好き、でも文学座も好き』って言って矛盾してるって言われた。他にも好きな芝居たくさんあるよ。
嘘じゃないし、私の“好き”は矛盾なんかしてない。
けど、表現する側のスタイルはだんだん決まってきたかも。目指すものが。
私はもっとエネルギーを感じるべきだ。
やっぱり私、お客さんのために芝居するのは苦手です。
本音。
相手のために。
相手のために。
相手のために。
ここ数ヶ月色んな事にチャレンジしたいと思ってやってきたけど、別に色んな事が出来るようになったわけではありませんでした。
でも自分にとって大切なものが少し見えた気がします。
そして…
今の現場でたくさんアドバイスしてくださる人たちに。
他の現場にいても“お互いに頑張ろう”と励ましたり励まし続けてくれる役者仲間に。
love。。。。
“女狐”頑張ります。
鈴木理佐