舟伏山には、主に林業に従事する人たちが利用する主要な山道がありました。
 

この山道は、山県市(旧北山村)と本巣市(旧根尾村)を結ぶもので、通行する人の安全を願い、一定の間隔で、5か所にお地蔵さんが祀られています。
現在、この山道は、登山者だけが利用するように、変わってしまいました。

 

そのお地蔵さんたちに、ピンチが訪れています。

 

本来の山道は、この登山口から桜峠へと向かっています。
※現在、コロナウイルス対策で、舟伏山も入山自粛が求められていて、この林道も、この位置で閉鎖されています。

 

1つ目のお地蔵さんは、問題ありません。

 

2つ目のお地蔵さん

横の木が成長し、今にも押しつぶされそうです。

 

3つ目のお地蔵さんは、問題ありません。

 

4つ目のお地蔵さん。ここで、本来の山道は、山頂に向かわず、西ルートの阿弥陀仏(5つ目のお地蔵さん)へと向かいます。

 

2018年3月下旬に撮影しました。立派な屋根があります。

 

2018年4月、愛知県西部を震源とする震度2~3の地震が発生しました。
その地震で、屋根が滑り落ちたようです。

3人で、持ち上げようとしましたが、ビクともしませんでした。

 

そして5つ目のお地蔵さん。西ルートの「阿弥陀仏」です。2018年3月下旬の撮影です。

 

その年の4月3日、驚きました。なんと阿弥陀仏が、姿を消していました。
誰かが、持ち去ったようです。

 

とりあえず代役を、「不思議なポッケで願いを叶えてくれる『ドラえもん』」にお願いしました。

そろそろ、役目を終わらせてあげねば・・と思ってはいるのですが。

 

4月下旬の舟伏山です。少し、緑が目立ち始めます。

 

5月中旬の舟伏山です。全山が緑に覆われます。

 

現在、舟伏山も入山の自粛が求められています。写真は、すべて、過去に撮影したものです。

 

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