そこのみにて光輝く | 岩橋道子 オフィシャルブログ 「ゆるゆる道」 Powered by Ameba

そこのみにて光輝く



呉美保監督の「そこのみにて光輝く」 を見る

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感情のひだをとても繊細に描いていて
濃密な空気感が最初から最後まで
途切れず、ずっとのめり込んで見続けました

呉監督といえば
「酒井家のしあわせ」
「オカンの嫁入り」などの演出で
コメディセンスも光っている方ですが


CMの撮影でお会いした時に
人の闇とか女の業とか
似合う方だなーと察知していたので
この作品は見る前から
とても楽しみでした



池脇千鶴さんのちょっとムチっとした肉体と照れたような笑顔の可愛さのギャップは
女の生々しい魅力いっぱいだし

綾野剛さんの危うげな色気には
クラっとくるし


伊佐山ひろ子さんがダルそうに
部屋にいるだけで
あの家のダメさのリアリティが
上がる!

役者さんがみんな魅力的に見えました


重たい荷物を背負いながら
苦しく危うい人生を
生き長らえている中にも
一筋の光を見るような
監督の優しさを感じる映画でした