10代は全くといっていいほど本を読まなかった自分が本を買って読むようになったのはある人の一冊の本がキッカケだ。
当時まだ23歳ぐらいだっただろうか、アパレル販売員で駆け出しだったころ、突然レディースの配属になり、キャミソールとタンクトップの違いも分からず、毎日必死でメモりながら女性服の勉強をしていた。
当時働いていたお店の店長から、
「いずれレディースのリーダーで頼むよ、岩﨑(自分)なら大丈夫だから」
とさらっと言われ、
「分かりました、頑張ります」
という感じで配置された。
しかし、まだまだ自分より年上の女性スタッフしかいない状況で、個性的な人ばっかり。。
こりゃ絶対に大変だな〜、、って内心は感じてました。
とにかく「勉強させて下さい!」姿勢でいこうと決め、毎日あーでもないこーでもないと怒られて過ごしたものです。
この時は外には出さなかったものの、毎日かなりのストレスを抱えていた。
ある時、会社の休憩室のテーブルに一冊の本が置いてありました。
それがこの本。
僕のバイブルとなっている
藤巻幸夫さんの本だ。
この本を読んで以来、藤巻幸夫さんの本をとにかく買って読みまくった。
頑張って読んだというよりは、単に内容がおもしろく、僕のために書いてくれたんじゃないかと思うほど、その時自分が置かれた状況と照らし合わせながら読んでいた。
まだリーマンショックが起きる前のアパレル業界で「商品第一主義?」、とにかく物ありき!という時代。
売筋をひたすら追求しておけば実績が出る時代だった頃から、
藤巻さんは常に「人」、何より現場で働く人達を大切にし、勝負していたように思う。
少なくとも自分にはそう感じる。
「勝ちたければ現場をつかめ」
「人に対してとことんマメになれ」
「人を巻き込め」
藤巻さんの言葉はまだ若かった自分にも
スーっと入ってきて、
商品や売場も大事だけど、まずは徹底的に現場の人や状況を知ろう!と思い、本に書いてある内容
で共感できることは全て真似た笑。
当然そのまま真似たところでその通りにいくわけはないんだけど、それでもやりながら自分流に落とし込んでいけばいいやって思ってました。
結果空回りすることも多々あったけど、
後にそういった行動も含めて、間違いじゃなかったんだと確信する経験となりました。
藤巻幸夫さんは
2014年3月15日、出血性ショックにより急逝されました。当時54歳。
あまりにも突然で、
あまりにも早すぎる死、
ニュースをみた時は他人事とは思えないほどショックを受けたのを覚えています。
今でもその当時に買いあさった藤巻幸夫さん著書の本は大事にとってあります。
読み返すとたくさんの折り目がついていたり、赤ペンでチェックが入っていたり、当時の自分が何で悩んでいたかが見てとれます笑。
直接お会いしたことはないけれど、
なぜか身近に感じる人、僕にとって藤巻幸夫さんはそんな方でした。
もし生きていらっしゃれば
変わらず大勢の人を巻き込んで、藤巻旋風を巻き起こしていたと思います。
僕はなぜが藤巻さんといえばピンクとブルーのイメージがある。
ピンクはお茶目なイメージ
ブルーは真っ青な空の下でおもいっきり笑っているイメージ笑
超勝手なイメージだけど、そんな感じ。
3月になるとふと藤巻さんを思い出します。
藤巻さん安らかに。
いや、天国でも忙しそうな方だ。。。笑
