こんにちは😁

新しいことが始まり出していますが、あまりにも知らないことが多くて、良い意味で忙しくなってきた薬剤師の岩出です😃

今年はブログの毎日更新を目標に頑張ります❗️

 



医師会、薬剤師会などが反対していた毎年薬価改定に向けた20年度の中間年薬価調査の実施が、ほぼほぼ決定しました。

最近、中間調査についての記事をよく見ていましたが、最終的に実施ということですね



 ご存知の方が多いと思いますが、改めて、薬価制度や薬価調査について勉強したいと思います!

 

 

 

①薬価とは

②薬価制度の抜本改革

③毎年の薬価調査、毎年の薬価改定

①~③について、3回に分けてご紹介します。

 

 

①薬価とは

 

薬価とは、医師が処方する医療用医薬品の価格のことで、国(厚労省)が価格を決めて「薬価基準」と呼ばれる価格表に収載されます。薬価基準に載っている薬は、約16,000品目です。

 

薬価は、2年に1度見直しされていました(薬価改定)。

2年に1度、医療機関や薬局への実際の販売価格の調査(市場実勢調査)を行います。


対象は、医療機関等へ医療用医薬品を供給する全国の医薬品販売業者と一定率で抽出した医療機関等です。

 

医療機関や薬局は、薬価よりも少し安く薬を仕入れています。

この差=薬価差の割合(乖離率)を調べて、「そんなに安く買ってるなら、薬価を下げるね」と言う具合に、国が薬価改定のたびに薬価を下げます。


平成27年の薬価調査結果では、平均乖離率が約8.8%だったようです。

 

 

 

薬価をどのくらい下げるかは、以下のように計算式で決まっています。

式だとイメージが掴みにくいですが、下の図を見ると分かりやすいと思います。

 


例えば、薬価が100円の薬があるとして、この薬の販売価格の加重平均値+消費税が80円だとすると、これに調整幅2%の2円を足した82円が新薬価となります。

 

このように薬価は、薬価改定のたびに下がっていきます😱

 

明日は②薬価制度の抜本改革について書きます!

 


最後まで読んでいただき

ありがとうございました🙇🏻

 

 

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まだ何も資料はできていませんが、連休中に頑張ります!

 


 

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<参考資料>

薬価制度の抜本改革に向けた基本方針(中医協 薬-1 28.12.21)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000146567.pdf

薬価制度の抜本改革 骨子とりまとめに向けて(案)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000188706.pdf

日本の薬価制度について(平成28年6月23日 厚生労働省医政局経済課)
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11123000-Iyakushokuhinkyoku-Shinsakanrika/0000135596.pdf