自分らしく生きるということは、
いかに自分の都合で生きるか、ということである。


認識が甘いこと、行き届いていないことは、
一人でやっていく場合、致命的になる。


独立をするという、ともすればロマンティックな
思いつきのために見込みが甘くなっていないか、
よく考えてごらん。


独立をする人たちが、いつも失敗するのは、
その人たちがふだんならば発揮することのない
楽観性を、自分の事業にだけは発揮してしまうことだ。


一人でやっていく時に役に立つのは、
「幸運」ではなく、正確な認識だけだ、
ということを忘れないでほしい。


世の中に、何とかなることなんてない、
と今はしっかり自分に言い聞かせてほしい。


誰にでも、相応の努力をする人間には、
機会というものはやってくるのものだ。
大事なのは、その機会が来た時に、準備ができていること。


他人に期待しないで、自分から行動を起こす人は悩まない。

他人への「期待」で悩んでも仕方のないことだ。


悩むのではなく、行動する人にならなければ、
意義深い人生は送れない。


もちろん100パーセント成功するなんてことはありえない。

けれども、もしも君がこれまでに十分な準備を重ね、
そして力をつけているのなら
その失敗はけして無駄にならないだろう。


君は失敗から、多くのことを学び、
次の機会にはそれを生かすことができるだろう。


誰もが、組織に頼り、自分のリスクをなるべく軽くし、
無難に生きていく時代に、君は、自力で、

自分の才能と能力で生きていこうと決意した。


そして、そのために、多くの努力をした。

それは、素晴らしいことじゃないか。

君には、自分で生きていく資格が十分にある。


だから恐れることはない、
自信を持って挑戦すべき、だと思う。


福田 和也
価値ある人生のために―若き友への手紙

『価値ある人生のために』は

作家の福田和也氏が亡くなった友人の息子に宛てて
その子が人生の岐路にあたる都度、
送った手紙で構成されています。


これから就職や独立などで
人生の岐路に立つ人にオススメです。


甘い考えにはくぎを刺しつつも(^_^;
独立を応援しています。