2015.9.11(金)12(土)笠ヶ岳
雨の笠新道は苦痛の連続・・・・
【1日目】
新穂高温泉無料P5:35―――登山センター5:55―――中崎橋6:50―――笠新道分岐(登山口)7:00―――杓子平10:40―――抜戸分岐12:10―――13:35笠ヶ岳山荘17:15―――17:35笠ヶ岳18:00―――笠ヶ岳山荘18:15
(笠ヶ岳山荘まで8時間、山荘から山頂まで20分)
笠ヶ岳 2897.5m 日本百名山 百高山34番目
新穂高温泉無料についたのは4時半
駐車場はかなり空いているので自由に停めることができた
まだ暗いので車の中で少し仮眠
5時頃目が覚め、コンビニで買ってきたおにぎりを食べる
駐車場にあるトイレを借りていざ出発
新穂高登山センターは新しくなっていた
登山届を記入して提出する(ついでに下山届も記入しポケットにしまう)
今回の行程は、急坂の笠新道を登り笠ヶ岳山荘で宿泊
下山はクリヤ谷からの下山を考えたが渡渉が何回かあるらしい・・・
丁度雨が降ったあとで川の水量も増量していることだろうから危険だろうと思いピストンを考えていたが弓折岳~鏡平を経由しても十分下山可能なことがわかり下山は弓折岳経由とした。
笠新道登山口までは自動車道路
ミソガワソウかと思ったがピンクが強く葉っぱも細い・・・?
ここから自動車進入禁止(許可車を除く)
こんな道を足慣らし・・・
オオマツヨイグサ
風穴の表示
風を確認したがよくわからない
でも、帰りにもう一度側に寄ってみると冷たい風がでているのがよくわかった
朝は、空気が冷たいため冷気を感じにくかったのだろう
川の水量は多い・・・
左を見上げると大岩壁・・・青い空も期待できそう・・・
中崎橋・・・後10分で分岐ポイントだ
サラシナショウマ
笠新道登山口
ここで水を補給した
今日は天気がよくないからあまり水はいらないかもしれない
今回はなるべく身軽にしようと考えコンロも入れてないためザックはめちゃ軽い
さあいよいよここからが大変だ・・・
杓子平まで4:20
ここまで前後して歩いてきた人はまっすぐ鏡平のほうへ向かっていく人ばかりだ・・・(^^♪
すぐに大きな倒木
割と新しい倒木のようで、枝をかき分け乗り越える
すると今度は下山者が・・・
(え?やけに早い下山者だな~)と思うと話かけてきた
「途中まで登ったが心が折れてしまって登る意欲がなくなったので下山することにした。ここは一度登っているので辛さは知っているが、登る意欲がなくなり途中でヘリコプターのお世話になるのはまずいと思い下山した」
まだ、歩き始めて2時間くらいだと思うが・・・
気を付けて下山してくださいと言って別れた
1450mポイント
標高を示すプレートが所々おいてあるのでどれだけ登ったのか分かり張り合いになる
残念なのはガスがかかって展望がないことだ
前回鑓平小屋から南岳新道を直登したことを思い出す
あの急坂に比べたらこちらの方が登りやすいと叱咤激励して黙々と登る
なかなか味わいのある登山道だ(^^♪
もうすっかり秋の気配
赤い実の植物が多い
ムシカリ
平地で私を追い越して行った単独女性が休憩していた
「心が折れそうです・・・上まで行けるか自信がないです」
時間はたっぷりあるから一歩一歩歩きましょうとしか励ますことができません
杓子平までの中間点の表示
標高1920m 杓子平まで1時間30分
8時37分・・・登山口から1時間37分経過
(お?意外に早いな~これは思ったよりも楽かも・・・ところがこれからが大変だった)
単独女性が降りてきた
「昨夜は小屋は4人だけだった
今日はもう10人と会ってますよ~」
暫く歩くと三重からきたという単独女性に追い付いた
昨夜はわさび平小屋に宿泊(小屋到着17時)
電車・バスを使って登山道の分かりやすい百名山を・・・
でも、この坂きつすぎます・・・・
今日は悪い予報ではなかったと思ったのに・・・なかなか晴れ間が現れない
それどころかガスの中に雨が混ざってくる・・・
2100m地点
標高を表す標識には槍ヶ岳、穂高岳がみえます
という記載があるのがむなしい・・・
シラタマノキ
ゴゼンタチバナ
ヒョウタンボク
タテ
ヤマウツボグサ
トリカブト
雨粒がはっきりするようになる
仕方なく杓子平手前で合羽を着る
杓子平到着(10:40)
登山口から3時間40分で歩けた・・・何回も休憩した割には標準タイム以内に歩けたのは嬉しい
5人ほど休憩中
ここから分岐まで2時間の行程
暫く木道・・・・しかし、木道はすぐに終わりまた坂道に
前方に男性1人と女性2人の3人組
急な坂道を何回も腰を落として休憩しながら進む
下を見てもガスがかかって殆ど見えない
斜面はお花畑のようだが、すでに季節は秋
夏の花は全て終わっている
花の時期に歩けば少しは癒しになりそうだ
岩場の道を上り詰めると道は頂部へ到着
右へわずかに踏み跡が窺えるが、道は尾根を越えて西側斜面に下る
少し下ると・・・
抜戸岳分岐(12:10)
ここが双六方面と笠ヶ岳方面の合流ポイント
抜戸岳は天気が悪いので明日登ることにする
ここでランチタイム・・・おにぎりを一つ食べる
ここから山荘まで1:10の行程
晴れていればきっと素晴らしい景色が見えるんだろうな~と思いながら目の先は足元ばかり
抜戸岩
真っ二つに割かれた岩の間を登山道が通っている
その間から日帰り登山者が下山に向かってくる・・・
山荘間近のテント場に白いペンキで「ガンバレ」「もう一息」のしるしが・・・
でも、雨とガスで上部が見えないため「あとどんだけ~?」と苦しさは変わらない・・・
笠ヶ岳山荘到着(13:35)
無料Pから丁度8時間かかって到着~(*^^)v
早速宿泊の手続き
受け付けた女性感じいい(^^♪
1泊2食で9600円
濡れた合羽は乾燥室へ
水は自由
入口と自炊用のテーブルとして使用可
ラーメン600円を注文、残ったおにぎりとともにいただく(^^♪
これは2階の廊下
食堂兼談話室には薪ストーブがとても暖かい
男性は単独者が多い
テント泊の予定の人も雨のため小屋泊り
結局テント泊の人は一人だけだった
部屋は「白山」8枚の布団部屋に3人とゆったり
同室の男性はいずれもテント持参者
雨が上がれば山頂を目指そうと思っていたが、時々強くなる雨
夕食は17時
自炊者は3人くらいかな・・・?
夕食に並んだ人は18人(3テーブル)、勿論一回
到着後夕食まで時間がたっぷりあったので談話室でくつろいでいたので多くの人と情報交換できた。
夕食が終わると外が明るくなった
雨が上がったのだ
外に出ると雲海の上に槍ケ岳、穂高岳・・・
これは、登らなければと・・・
カメラと着衣と旗を持って山頂を目指す
笠ヶ岳山頂
最初に到着した場所は祠があるが、山頂はその左側だ
山頂標識は移動可能
表面は日本語、裏面はアルファベット表記
一緒に登って来た単独者と写真ポーズ何回も撮り合う
雲海の上の山は高い山しか見えないため同定しやすい
は~い今日のウエァは全米錦織モデルブルーバージョンです
残念ながら1回戦で負けたので1回しか出番なかったですね
ランキングも6位に落ちてしまいました
まだまだ応援します
一緒に登った単独者がスマホをかざして山の名前がでるアプリで山の名前を教えてくれる
便利なアプリがありますね~(^^♪
山の同定をしながら楽しむ
クリヤ谷方向の登山道を見下ろす
相当険しそうな道に見える・・・
ブロッケン現象と丸い虹
山頂から見る雲海の景色はまるで飛行機の上からみた景色みたいだ
抜戸岳の稜線と槍ケ岳
日の入りは6時ごろ
西の空から次第に赤みをましてくる
雨で散々だった今日一日がこの展望で一気に払拭される
山頂から小屋を見下ろす
祠から山頂方向
日が沈み明けると寒くなってきた・・・
明日はきっと素晴らしい天気の予感・・・