2013.11.23(土)八丁池(天城)
旧天城トンネル9:20――――八丁池12:06~12:45―――水生地分岐13:30―――水生地登山口14:35―――旧天城トンネル14:50
(登り2時間45分 下り2時間5分)
紅葉前線は南下
お膝元の伊豆天城は紅葉まつりの開催中
紅葉見ながらのんびり歩いて見よう
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた・・・・」川端康成の名作「伊豆の踊子」の書き出しである・・・
目指すは天城トンネルから八丁池!下山ルートは未踏のルートを歩いて見ようと考えた。
道の駅「天城越え」でトイレ休憩して、天城大橋の水生地下の駐車場に停めようと入るがすでに満車
未舗装の踊子道路を旧天城トンネルに向かって走る
この道路はハイカーが多いのであまり車で走りたくないのだが車進入禁止ではない。
水生地登山口に車を停めようと考えたが、ここもいい場所は停められているため、旧天城トンネルまで車を走らせる。
旧天城トンネル前
意外にもここは空いていた。ラッキー
トンネルを越えた先にも駐車スペースがあるので、この辺りは駐車に困ることはない。
ここにもトイレもある。
今日は天城まつりで「しし鍋」がこの場所でふるまわれるらしい
係りのおじさんのようなので何時から食べられるか聞いてみる。
「しし鍋は11時から午後2時までだけど、1時間くらいで全部でちゃうので、遅くなったら食べられないよ!」
丁度お昼頃なので、その時間には八丁池付近のはず、絶対無理だ・・・
この付近の紅葉は丁度見頃である
ということは、山へ登っていけばもう紅葉は終わり頃かもしれないな~
登山口は、トンネルの右横にある
何人かのハイカーが続々と登っていく。
私も、ゆっくりと紅葉の色づきを見ながら九十九折れの道を天城峠に向けて高度を上げる。
今回のコースの唯一の急坂である。
天城峠の分岐
ここを左に向かう
大きなブナの木がある
少しずつ高度を上げていくと左手に富士山の姿が見えた
紅葉綺麗だ~
採光がグラデーションに輝きを与える
ベンチのある場所からは富士山と南アルプスが見えた
南アルプスは頂上部が白く輝き同定しやすくなっている。
ここからはとても緩やかな傾斜で道もふかふかでとても歩きやすい
紅葉もちょうどよく赤と黄色が素晴らしい
ブナとヒメシャラの木が多い
植林の山と違い癒される
密集せず、適度な空間がいい感じである。
今日の天気予報は快晴なので、真っ青い青空を期待していたのであるが、この辺りにはどんよりとした雲がかかっている。
もう少し日が差してくれれば紅葉も輝くであろうに・・・
山葵田を通過・・・・・・
頂上が近づくと、馬酔木の木々が多くなる。太い幹が印象的だ。
この登山道の変化も楽しい。
尾根の頂上につくと、綺麗なトイレが設置されている。
左に行くと展望台
展望台に上る。360度の大展望
八丁池には多くの人が休んでいるのが見えた
静かな湖面に映る景色は紅葉最盛期の素晴らしさを想像させる
展望台に登れば富士山がちょこっと顔を出している。
八丁池に向かう
八丁池でランチタイム
八丁池の名前の由来は、周囲が八丁の長さであることと看板に記載されている。1丁はどれくらいの長さであろうか?
1丁の長さは109mのようである。単純に計算すると872mということになる。
全然関係ないが豆腐の1丁って大きさに規格があると思っていたが、どうやらないらしい。昔の豆腐屋さんの1丁はスーパーにはおいていない。もっと小さい気がする。料理本には半丁使うとか記載されているが、実際はどの大きさを基準にしているんだろう・・・?
頭上の雲が抜けてくれるのを楽しみに待っていたが、じっとしていると寒いので下山することにする。
御幸歩道はぎょうこうほどうと読む
昭和天皇が歩いた道だから大層な名前がついている。
突然派手なにいちゃんが現れた・・・
凄い恰好で歩く人がいるもんだ・・・
こういう人は絡んでほしいだろうな~と思ったが。あっという間に先にいってしまった。
下山は水生地方面の分岐から違う道を下山する
コースは沢沿いの道である
この道もよく整備されていて歩きやすい
一部植林帯を歩くので、登りには朝使った道の方が良さそうだ。
バラの赤い実
優雅な名前のムラサキシキブ
紅葉を堪能しながらゆっくりと天城の秋を楽しむことができた
天城峠でしし鍋を食べることはできなかったが、天城トンネルを歩き踊子の気分をちょっとだけ感じた。
ここは何回でも歩きたくなるコースだ。
今回のコース!