2013.7.27(土)赤岳
真教寺尾根から登り県界尾根を下る
赤岳 2899.2m 日本百名山 山梨百名山
赤岳には2回登っているが、いずれもガスが発生し、展望はダメだった。
八ヶ岳の登山ルートでとても気になっていたのが、真教寺尾根ルートと県界尾根ルート
どちらも行程が長く日帰りだとロングになる。
岩場の鎖と梯子の様子が気になり、日帰りで周回できないかと策を練る。
真教寺尾根から登り県界尾根を下る計画、スキー場のリフトが使えれば時間短縮できるのだが、リフトが動く時間が相当遅いためこれは使えない。
そんな時にブロ友Kさんの真教寺尾根紹介ルートで県界尾根登山道から地図にない左に折れるルートがあることが分かり、早速利用させていただくことにした(Kさんありがとう)
駐車場は、美しの森県営だと登山口まで相当遠いので、停められるところまで走ってみようと思い上を目指す。サンメドウズの駐車場手前に広い場所があり1台停まっていた。どんどん登る。
行き止まりはサンメドウズ第2駐車場であるが、ゲートが閉まっていて入れない(利用者以外は駐車禁止)
ゲート手前の側道に5台ほどの車が停まっており、私も側道に駐車する。
【6:40】出発
県界尾根コースの看板があり、出発する。
登山口の標高は1665m
赤岳は2899.2mだから本日の標高差は1234m
真教寺尾根の分岐を見逃さないようにと標識を分岐道路に気を配りながら歩く
【6:58】真教寺尾根分岐
はっきりと分かりやすい案内標識があった。
ここを左折して真教寺尾根を目指す。
小さな笹の朝露がズボンの裾を濡らす。
スパッツをつければ良かったと後悔するが、気が付いた時はもうかなり濡れていたのでそのまま歩く
途中何か所か枝分かれの道があるので分かりにくい。
真っ直ぐ進んでいったら、間違ってしまい後戻りした。
赤いテープと踏み跡をしっかり確認して歩くと一旦笹が切れ「真教寺尾根」の標識が出る。
これを確認できれば、後はきつい登りを「賽の河原」に向けて歩く。
またまた笹の原の登山道である。ますますズボンは水浸し・・・
今日は、ロングなので水分2リットル、お湯500gを用意した。
最初からこまめに水分補給して登る。
尾根に近づくとますます笹の背丈が伸び笹をかき分けると広々とした賽の河原に到着した。
【7:30】賽の河原
5分ほど休憩しながらあちらこちらを散策・・・展望はよさそうだが、生憎ガスが出ていて山並みは拝見できない。
ここから牛首峠まで1時間30分の表記
さあここからが本番だぞ!
気を引き締めてザックを背負う
笹の背丈が大きい
すると、後ろから話し声が聞こえる
アッという間に近づき追い越して行った若者2人であった。
真教寺尾根コース10-3という標識があった。
赤岳までを10分割した標識であろう。まだ始まったばかりだ。
笹原の中にいろんな花が時々顔を見せる
私の休憩は写真タイムだ。
30分ほど登ると笹原は終わり歩きやすい登山道になる。
ガスが相変わらずかかり、若干風が冷たくなったので、半そでシャツに長袖のシャツをプラスする。
山の景色は高度があがるにつれ少しづつ様相が変わっていく。
しかし、景色がないため面白味は美濃戸の方が断然いい(^^♪
【8:50】牛首山到着 2280.1m
展望はなし。
賽の河原から1時間20分で到着
鈍足と思っていたが、表記のタイムより若干早く到着できたのでほっと一息!
ここから赤岳山頂までのコースタイムは3時間10分(山と高原地図も同じ)
12時頃には山頂に到着できそうだ(^^♪
道はなだらかに下る
道はなだらかに登る
【9:08】扇山到着
山頂表記はほとんど見えない
少し歩くと正面に大きな山容が見えた・・・目指す赤岳だ!
まだまだ長い道のりと立ちはだかる斜面を想像するときつい坂道が想像される。
なだらかに下った道は、鞍部につくと徐々に傾斜がきつくなってくる
高度があがり山の雰囲気も少しずつ変わってきた。
ここからが胸突き八丁か・・・?
歩く時は腰を下ろして休むことはなく、立ち休みが基本スタイルなのだが、さすがにへばってきて、腰を下ろして休む回数が増える・・・
このルートは鎖が多いと聞いていたが、一向に鎖が現れない・・・
そんなことを考えていたら本日最初の鎖が登場した(10:48)
このコースは最後の1時間が鎖のオンパレードに設定されている。
上を見るとまだガスの中・・・
鎖を登りきる度に腰を落として休憩タイム(・・・このペースでは12時到着は無理かな・・・?)
本日一番怖い鎖場だと思ったのがこの3つ目の鎖場
これは、かなり怖かったし、腕が疲れた。
鎖でしっかり体を支えないと危ない。こういう時は一気に登るので腕の疲れも倍増する。
上から小学生を連れた親子3人組が下りてきた。
県界尾根から登り真教寺尾根を下る日帰りコース。
子供は鎖に慣れているようで、怖さは向こうもこちらも似たようなものだとつぶやいていた。
岩場には、ミヤマダイコンソウ、チシマギキョウ、イブキジャコウソウの花が満開
鎖を登りながら、振り返って腰を下ろし休む。
高度感がたまらない
隣のキレット尾根(未踏ルート)ルートがガスに見え隠れする。
これでもかこれでもかと鎖が登場する
鎖がなくても斜面を登れる場所もあるが、安全第一でなるべく鎖のある場所を鎖を補助具として高度を上げる。
キレット尾根との合流点が見えた。丁度私を追い抜いた二人組が見えた。(意外に離されなかった。彼らも大変だったんだ・・・と得心)
・・・・後半へ続く・・・・