2013.2.16(土)立山・畑尾山
道の駅すばしり8:35―――登山口9:00―――展望台分岐10:15―――富士山展望台10:23―――立山山頂10:34―――畑尾山山頂10:52―――あざみ平11:05―――畑尾山11:35~11:50―――立山12:00―――道の駅すばしり13:00
(行動時間 4時間25分)
道の駅すばしり 標高823m
立山 1331m
畑尾山 1360m
タイトルだけだとどこの山か分からない。
山中湖の南側の山三国山稜の山である。
前日、金曜日は雨が降り、当然この辺りは雪
高指山を周回しようと考えていたが、山中湖半の道路凍結が予想されたため、山中湖は断念。次の候補として、丹沢、金時山、伊豆、愛鷹山・・・色々考えたが、新雪の雪道を歩いてみたい衝動に駆られて地図とにらめっこ・・・
チェーンを持っていないが、雪山を歩きたいという勝手な思いを実現させるには・・・
思い立ったのが、道の駅「すばしり」から三国山稜へのルート
ここは、「富士箱根トレイル」として 小山町 がかなり宣伝している。
自宅を7時40分に出発。いつもよりかなり遅い。
道の駅「すばしり」は8時半に到着
駐車場は、若干凍結している場所もあったが、広い駐車場で全く問題ない。
風が若干でているので、ちょっと寒いが天気予報は晴れ
富士山は雲の中であるが、後で顔をだすだろう・・・?
道の駅すばしりをでて、138号線をしばらく山中湖方面に歩くとセブンイレブンがある。その手前に、紅富台入口、立山2.5kmの標識が立っている。これはありがたい。立山の呼び名は「Tachiyama」(たちやま)である。(^^♪
セブンイレブンで食料を調達し、地図をコピーしていざ出発
別荘地の道路をまっすぐに登っていくと、大きな富士箱根トレイルの看板と標識がたっている。
まずは、植林の道に入っていくが、いきなり真っ白な雪道である。
人の足跡はなく、動物の足跡だけが、真っ白い雪の中に点々とつながっている。最初は広い道路であるが、登山道入口の標識の立つ場所から本格的になり狭くなる。心配した道標識は、ピンクのリボンが沢山ついており雪が積もっていてもとても分かりやすく迷い箇所はない。
誰もあるいていない新雪の上は気持ちがいい
凍結している様子はなくノーアイゼンでノープロブレム
ここから登山道・・・
まもなく、植林帯を抜け、雑木林帯になる。
左手には、樹林の隙間から富士山と裾野、自衛隊の駐屯地が見下ろせる
ブナ、ヒメシャラ、ドウダンツツジなどの木々、サンショウバラの名前をつけた木もあった。新緑の頃歩くのも良さそうなルートである。
小鳥も囀り、ちょこまかとじっとしていない・・・
こんなとき、思い出す詩が・・・
ぼくの前に道がない
ぼくの後ろに道ができる
ああ
自然よ・・・(高村光太郎 道程)
これは、中学の頃習ったのか?
まずは、最初の富士山!
とても気持ちいいのだが、高度を上げるにつれて、雪の深さが増してくる。
最初は、靴が埋まることはなかったのだが、次第に靴が埋まるようになり、立山展望台分岐近くなると膝下まで入ってくる。
最初は快適だった歩きもこの辺りから速度がガクッと落ち歩きが大変になってきた。これが坪足の辛さか・・・
展望台分岐から右手に進路を変えて進む
展望台には少し高度が下がっていく。
展望台に近づくと、上から下りてきた単独男性がいた。
本日初めて会う登山者である。
この人は、スノーシューをつけていた。
これをつけていたらとても歩きやすそうだ・・・
後で話をすると、篭坂峠から歩いてきたという。ここは何回かきているが、1月の大雪のときは1mくらいの積雪で歩けなくてスノーシューを購入した。とても快適!今日は、大洞山の近くまで歩く予定だと・・・
富士山展望台は、富士山側ばっちりのロケーション
金時山も見えた。雪が積もっているようだ。
展望台で写真を撮り、立山山頂を目指す
立山山頂は樹林に囲まれ、道標がなければそのまま通過してしまいそうな場所である。
この辺りからかなり雪深くなってきた。
展望台から続いていたラッセルの跡は、暫く行った篭坂峠からの出会いの場所まで続いていたが、分岐から畑尾山方面は、また踏み跡がなかった。
誰もあるいていない雪面は気分爽快であるが、もうふくらはぎはパンパンになってきた・・・かなり大変・・・夏道と違い体力の消耗が良くわかる・・・
坂道を這い上がると、畑尾山の頂上標識が誰の足跡もなくひっそりと鎮座していた。
樹林に囲まれ展望は途絶えているが、ここまでくると大洞山の山頂が見える。
樹林越しに山中湖も姿を現した。
予定は、ここまでであったが、あざみ平まで行って山中湖を展望したくなった。
本日一番の雪の量が、ここからあざみ平への下りの斜面
ころげるように下る・・・
下りの雪道は楽しい・・・
下っていくと正面に大洞山が!雪は深い
分岐まで下りると、篭坂峠からのルートと出会う。
尾根道にはくっきりと歩いた跡がついていた。
南側の展望は御殿場市内と金時山・・・・
アザミ平
アザミ平の登山道から少し外れて山中湖へ雪を掻き分けて進むと素晴らしい山中湖と周辺の山々が見えた。
ここでランチタイムの予定であったが、ここが三国山稜でも一番の風の通り道・・・兎に角寒い。
じっとしていると耳が千切れそうになる。とても雪の上に座っておにぎりを食べる雰囲気ではない。
写真だけとって引き返す。
来た道をリバースするが、畑尾山への登り返しが一番辛かった。
膝上までずぶずぶと入ってしまうのでなかなか上に進めず苦労した。
ランチは、風がなさそうな所にシートを敷いてランチタイム
雪山のときは折りたたみのクッションが必要だね
シートの上に直に座っているとかなりお尻が冷えてしまう。
いつもなら1時間近くゆったりしているが、寒いのでエネルギー補給しただけで、すぐに下山開始。
下山は、滑るように下りてきたのであっという間に下りてしまった。
今日は、若干筋肉痛
初めて歩いたコースであったが、歩く前はそれほど大きな期待していたわけではなかったが、結果、とてもいいコースで楽しかった。
雪山の時だけでなく、新緑の頃も歩いてみたくなった。
バスを上手く使えば三国山を含めて踏破できるかもしれない
静かな山歩きするにはバッチリコースである。