2012.8.309.1白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
 
富士600===新東名===52号線===奈良田800
奈良田850===(バス)===広河原940
 
【1日目】
広河原950―――二俣12101230―――御池小屋合流1415―――小太郎山分岐1435―――肩の小屋1515
 (歩行時間 5時間25分)
 
北岳   日本百名山  3193m 二番目に高い山
間ノ岳  日本百名山  3189.3m 四番目に高い山
農鳥岳  日本2百名山 3026m (西農鳥岳 3050m)
      (いずれも山梨百名山)
 
 
北岳と間ノ岳は、平成19年の夏に登っているが農鳥岳は未踏峰。
白峰三山として有名なこの三山を縦走したくて、8月の初旬に歩く計画を立てたが、仕事の都合で休みがとれず1ヶ月遅れのこのゴールデンコースを歩くことになった。
ずっと、天気が良かったのであるが、丁度木曜日から天気が悪くなりかけ心配であったが、この時期どこでもゲリラ豪雨雷が襲うようなので当たり外れの天気予報は運任せで出発したくもり
 
この時期の平日の奈良田始発のバスバス850なので、かなり遅い時間の出発になる。
奈良田の駐車場駐車場に到着したのは8時。
途中、コンビニで地図をコピーしようと立ち寄ったのだが、肝心の地図を忘れたことに気がつく(流石に地図無しでは心配なので広河原のインフォメーションで地図を調達することにする)
 
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バス停のある第1駐車場駐車場に楽々停められた。
ここで、バスに乗ったのは5人。次の臨時駐車場で9名乗り、大門沢登山口のトンネルの手前で2名乗った。
この2名は、三山を縦走し、広河原からバスを乗り継ぎ芦安に戻る二人であった。
帰りのことを考えると第二駐車場に停めた方が下山後の歩く距離が800mほど短くなるので、第二駐車場に停めた方がいいのかもしれない。
 
広河原までバスバスの乗車時間は50分、バス料金は1100ATM
 
うとうとしながら940に広河原に到着
トイレを済ませ、インフォメーションセンターで「アルプスへの道」パンフレットをゲットしいざ出発。
 
 
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950】スタート
5年ぶりの北岳を目指して緑のつり橋を渡ってスタート
大樺沢を二俣に向けて歩き出す。
 
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朝早いわけではないので、気温もかなり上昇しており、歩き出して暫くすると汗が噴出してくる。暑さは想定内のため、本日はたっぷり水分をザックに入れている。
 
1015】御池小屋分岐 大樺沢コースを歩く
二俣までは5年前と同じコースであるが、人間の記憶は曖昧である。
忘れている部分がかなりある。
以前歩いた時と1ヶ月ほど時期が遅れているので花の様子も当時と違って新鮮である。
 
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    レイジンソウ             ジャコウソウ
 
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     キツリフネ           コウシンヤマハッカ
 
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   サラシナショウマ                 キオン
 
 
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   ヒロハコンロンソウ                ミヤマアカバナ
 
 
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    クロクモソウ                   クガイソウ
 
高度を上げるたびに花の種類が微妙に変わってくる景色がなんとも楽しい登山道歩きである。
 
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1145 ようやく樹林帯を抜けると大雪渓が前面に広がる
ガスがかかっているために北岳頂上までは視界が届かないが、懐かしく感じる瞬間である。
雪渓の冷気も伝わり気持ちがいい。
今日は、平日であるせいか?天気予報がいまいちのせいか?行きかう人も少ない。
 
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ここから、私の大好きなミヤマハナシノブがいっぱい咲き乱れだした!
 
 
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私と同じ名前がついているから愛着がわくのかもしれないが、この色がとても素敵だ!ブーケ1
 
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一緒に咲いているタカネグンナイフウロの紫と独特の形が素晴らしい。
 
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  トモエシオガマ                  エゾシオガマ
 
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     イワオウギ                   ミヤマミミナグサ
 
雪渓はだいぶ汚い色になっているが、気温が上昇しているこの時間はとてもありがたい。
 
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1212】二俣
分岐点でランチタイム
ここはバイオトイレトイレもありありがたい
遅くとも4時には肩の小屋まで登りつきたいのであまりゆっくりランチタイムを取るわけにもいかず、簡単に燃料おにぎりおにぎりお茶を補給する。
今日は、ここから右俣のコースを歩く
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大雪渓 
 
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  モミジカラマツ          タカネナデシコ
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左手に大きな北岳を仰ぎながら、照りつけるお日様の下、急な坂道がかなり堪えるあせるあせるDASH!
ガスの動きは早く、尾根まですっきりしたかと思えば、あっという間にどんよりした雲に覆われることもある。午後からは山沿いでは急激な雨が降る可能性があるため、なんとか小屋までもってほしいと思うが、坂道はかなり辛くなかなかスピードは上がらずもがき苦しむ。
冷凍してきたグレープフルーツジュースがシャーベットになってめちゃめちゃおいしい。
 
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  トリカブト                       タイツリオウギ
 
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  センジュガンビ                 イブキトラノオ
 
 
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上を向くと稜線が見えるがまだまだ高い
この頃ポツンポツンと雨粒が顔に当たるようになるが、幸いポツンポツンで終わった。
 
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1436】小太郎分岐
最後の尾根に取り付く。残念ながらガスがでてきてしまい、甲斐駒ケ岳も小太郎山も見えない。
後は、小屋目指して登るだけだ。
時々青空が見えるが、岩場の道はガスが直前までかかり時間だけを消費する。
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ウサギギク
 
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タカネツメクサ
 
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オンタデ
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ガスの登山道
 
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急な登りはかなり疲れてきた
 
 
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タカネヤハズハハコ
 
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ミヤマコウゾリナ
 
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トウヤクリンドウ
 
今回はいっぱい咲いていた
 
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イワギキョウ
とても綺麗
 
 
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・・・・・・無言になる
 
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1513】肩の小屋到着チョキ
予定では15:40到着の予定であったが25分ほど早く到着することができた。
早速一人500円のテント泊料金を払いテント設営。
すでにシングルのテントが5張りあったが、十分なスペースがあるため良さそうな場所をチョイス。我々のテントは3人用なので、スペース探しにいつも大変である。
 
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夕飯にはまだ時間があるが、小屋前でビールを飲みながら焼いたハムがまたおいしい。小屋の宿泊者もあまり多いようではなく15,6人といった感じである。
 
今日の私の夕食は、今朝コンビニで買ってきた冷凍のラーメンラーメン
初めて食べるのであるが、これがかなりおいしかった。
 
5時ごろ夕食を終えると雨がポツリポツリ雨と降ってきたのでテントに撤収
雨はそれほど酷くはなかったが、歩いているときに降られなくて良かった。
長い夜・・・・・・星空
 
                 ・・・・・・さて、明日はいよいよ三山縦走だ・・・続く