2005.6.25(土)みずがき瑞牆山(2230M)
みずがき山荘近くの駐車場についたのは7時。100台収容の駐車場にはすでに20台ほどの車が駐車してある。
トイレを済ませて登山口を7:15分出発。沢山の人が歩いているようでいろいろ脇道ができている。原生林の林の中を進むとミズナラの木が特に多い。サラサドウダンが満開で淡いピンクの花を沢山つけている。
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富士見平には8:06到着。レンゲツツジが満開である。ここは瑞牆山方面と金峰山方面の分岐点である。今日は当然瑞牆方面への登山道へ向かう。ここからは天鳥川に向かって平坦な道が続くが石がごつごつした登山道で歩きにくい。
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途中の林の隙間から瑞牆山の山様が時々みられる。なんと美しい姿をしているんだろう。この段階ではどこに登るのか認識していないが心が躍る。
天鳥川近くにくると急降下する。帰りのことを考えると帰路はきついだろうな~と思ってしまう。
8:35天鳥川に到着。水は流れていない。川を越えると八丁平で休憩ベンチがある。その先の登山道には大きな桃が割れたような桃太郎岩がある。
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いよいよここからは急登の連続となる。続々と現れる岩場とロープを使い頂上に向かう。かなり勾配がきつくゆっくり歩かなければ大変だ。シャクナゲの木が沢山あるが既に終わってしまっている。人気の山なのでかなり登山者が多い。キバナノコマノツメというスミレが頂上まであちこちに咲いている。
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1時間ほど歩くと大ヤスリ岩の根元にたどり着く。まさに凄い!という感じである。
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この岩の頂上には登れない。見るだけである。(しかし、ロッククライマーはこの岩を登るようである。)その右横を通り抜けひたすら登り詰めると北側に登山道が変わる。するとピンクのシャクナゲが満開の姿を見せた。綺麗だ!山登りで初めて見る光景だ。ピンクのイワカガミも確認できた。
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下の方ではシャクナゲはすでに終わっていたがここは真っ盛りである。山の良さは時期を変えても高度によって花の時期が違うから楽しむことができるとう辺にあるのではないか。
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頂上には10時丁度に到着。まさに360度の大展望。大きな岩の塊の頂上である。南側は大絶壁であり覗き込むと目がくらむ。天気がよく回りの山々も良く見えるが冬ではないので遠くまでは眺望できない。東南には富士山、南には鳳凰三山、西には八ヶ岳、北には小川山、東には金峰山が見える(はずである)。今日は富士山だけは見えないがその他の山はみえる。去年から憧れの山であったこの瑞牆山は期待通りの山である。暫くするとガスがかかって視界が悪くなってしまったのでホントにいい時に山頂に到達できたと嬉しい。その後続々と登山者が登って、山頂は30人ほどに膨れ上がった。
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山頂では、ツマトリソウ、ミヤマハンショウヅルを発見した。
1時間の休憩のあと、来た道を下る。流石に岩場の道はこたえる。天鳥川まで岩場の道を下るとまた登りになる。この登りが疲れた体にはきつい。
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ここでイチヨウラン(後で調べて分かった)という珍しい花を発見した。漢字で書くと一葉欄。なかなか発見できないようである。こんな風に花を撮影しながら歩いているのでいい休みになっているようだ。富士見平には水場があり昏々と流れている。ここの水は冷たくて美味しい。2時間半を使ってようやく登山口へ下山した。駐車場にあふれた車が沢山側道に停めてある。流石に人気の山である。
増富温泉までくだり、増富の湯に入る700円(インターネットの割引券で600円)。ラジウム含有量は相当有名なところであるらしい。駐車場は満杯状態で丁度帰る人がいたのでそこに入れた。風呂場も大混雑で薬草風呂は満員状態、洗い場も満員状態である。主食の持込禁止の張り紙がある。休憩所も満員状態であった。しかし、温泉はなかなかいいお風呂であり疲れを癒して一路帰宅に向け車を走らせた。甲府市内で道を間違えたが大満足のハイキングだった。