幸福体質になる 「心のサプリメント」  -2ページ目

岩本のファシリテーション

先日に引き続き、アルケーグループ様で「企業ビジョンの理解・共有セッション」を実施。
今回は岩本がファシリテーターとなり、以下のような取り組みをしました。
 
 ①社長がスタッフに自社におけるビジョンの意味、ビジョンに込めた思いなどを語る
 ②社長に退出してもらい、スタッフだけで「賛同したこと」「賛同できないこと」「確認したいこと」を整理
 ③再度、社長を呼び、整理した内容をもとに議論&決定
 
経営者とスタッフとの時間限定の真剣勝負。(勝ち負けじゃないけど・・・)
社長と従業員が面と向かって話をすると、そこにどうしても力関係が生まれてしまいます。
だから第三者であるファシリテーターが必要。中立的な立場で整理と調整をしながら、両者の橋渡しをする役割です。
単にダラダラと質疑応答を繰り返すよりもはるかに効果的で、納得度の高い結論に至ることができます。
ファシリテーションの威力、恐るべしです。
※今回のセッションは、GEで学んだアシミュレーションとワークワウト、そしてファシリテーションをベースに設計しました。
 
 
 

岩本の研修 ~無知の知

どこの企業にもある社是、社訓、経営理念の類。
はたして従業員は真の意味を理解し、心から納得しているでしょうか?
さらに、日々の業務に活かされているでしょうか?
...
昨夜は、錦糸町で美容サロンを展開しているアルケーグループ様で夜間講座。
企業ビジョンの理解、共有に取り組みました。
・理解していると思っていた自社のビジョンが、実はまだ十分理解しきれていないことがあった。
・人によって認識の違いがあった。
・心底納得できていない部分があった。
それらに気づくための上下関係を超えた本気、本音のディスカッション。
ソクラテスが言うところの「無知の知」。
すなわち、自分は分かっていない(無知である)ことを知ることが、真の認識に至る第一歩です。
 
どんな構成で話を進めたら参加者に気づいてもらえるか、悩んだ甲斐がありました。

スカイツリーと満開の桜に見守られながら有意義な時間を共有できて・・・ああ、今日もビールがうまい!

岩本の「思考技術」 ~ Why(目的)から考える

~考える順序は「Why→What→How」の順で~
 
ビジネスにおいてものごとを考えるのには順番があります。
 ①Why(何のために)
 ②What(何を)
 ③How(どのように)
の順です。
 
まずはWhy、すなわち目的を明確にすることが重要です。(これをWhy思考とか目的思考といいます)
そもそも何を達成したいのかを考えたうえで、次に考えるのはその目的を達成するために何をするべきか(What)です。
そして最後に考えるのが、どのように実行するか(How)です。
 
しかし現場の第一線にいる人たちは、目の前のタスクに忙殺されて「いかに効率よく捌くか」に目が行きがちです。
職場で話されることの大半はHowレベルです。「どうすればもっと早くできるか」「ミスをなくすためにどうするか」等々。
たとえば日々つけている管理帳票の目的を意識しているでしょうか。書くことが当たり前になってしまい、何のためにつけているのかが見えなくなっているということはないでしょうか。
 
だから、職場でWhy思考のできる人が貴重なのです。
目的が定まれば、今までとは違ったやり方を発見できるかもしれません。あるいは、目的から見たら止めてもいい仕事すらあるかもしれません。それは目的から考えないと見えてこないのです。
日常業務の中で「その目的は?」「そもそも何を達成したいの?」といった議論が当たり前になされる組織を目指したいものです。