私の家系は遡ると、

2代前の代から早速

ややこしい感じになります。

その先も色々ごちゃついてます。


少し前までは触れてはいけない

雰囲気さえありました。

いえ、今でも父や母は

自分の出生に対し

とても受け入れているようには思えません。


この数年の間に

私の大好きな祖父母が

次々に旅立ちました。


祖父母もまた、罪悪感や使命感で

苦しかっただろうなと思います。


ですが、時代のせいもあるのか

子に課題をなすりつける雰囲気も

少なからずありました。



それとは知らず私は私で、

小さな頃より、

「私はこの家の子なんだろうか。」

「本当の親はどこに?」

と漠然と自分のルーツに不安がありました。


精神的な世界からみていただいたりすると

宇宙人由来の魂とか、

そういう話に流れ着きました。

とても納得がいきました。




ですが現在生を受け

まさに「生きている」と信じ込んでいる

「この世の私」がいつまでたっても

納得してくれないのです。




そこである時ふと、

義母にそんなモヤモヤを

話したことがありました。


「家系図を作ってみたい。

 自分のルーツを知ってみたい。」と。


義母は

「いいと思うよ〜、自分の事なんだから。」

と、私が実の親達に遠慮している事を見抜き、

背中を押してくれました。



それ以来、

娘が放課後等デイサービスに行っている

ほんの隙間を利用して戸籍を集めだしました。



しかし!

早くも4代前の先祖の旧仮名に躓いた(笑)

字を調べてもわからなくて…。


なので、思い切って

両親に協力してもらおうと。



両親それぞれにとって

デリケートな話になるので、

抵抗がある様なら

無理しないようにと思いましたが…。


まずは父方からでしたが、

意外とすんなり、と言うか

恨みつらみも織り交ぜつつ、

懐かしい親戚の事を

苦戦しながらも少しずつ思い出しながら

色々教えてもらえました。


肝心のその旧仮名の名前が読めなかったご先祖。

結局父もわからず(笑)

そういう時、知恵の働く母が

「お墓に書いてあるんじゃない?」と。

父も母も

段々面白くなって来ちゃったらしく、

謎解きゲームの如しノリでした(笑)

母の読み通り、

無事墓石に名前を見つけました!

グッジョブです!




父は血縁上の父親や

その父親の旅立ちを機に初めて知った

異母兄弟の話など、

たくさん話し出しました。


そして「今度お墓参りにみんなで行きたい」と。


あぁ、良かった。

こういう流れを密かに願っていました。




そうなると、

娘にもまず父の出生について

説明しなければなりません。


娘はすぐ矛盾点に気が付くので、

誤魔化さずに

きちんと話したほうが良いタイプです。


でも逆に事実を知った娘の反応に

父が癒やされるのではと思います。


私も娘のそういうピュアで綺麗な反応に

何度も救われて来ました。


いじけてひねくれてしまった父が

少しでも解けてくれたら良いなと思います。



父も母も

その事実をさらりと流せる様にならないまま

高齢になりました。


私ももうアラフィフまで来ましたが、

ずっと恨んできた両親に対して

少しずつ想いが変わって来ていました。


何だかわかりませんが

許せない部分はそのままあるにせよ、

それはそれ。

だとしても、

私は私の今世のキャラクターを活かして、

父と母の最大のしこり、

出生のしこりを癒してあげるのを

受け持って生まれて来たのかも。

それも、押し付けがましくでなく、

私自身の事をする流れで

結果的に二人も癒す、のような。


そんなふうに最近感じる様になりました。

今回の家系図作りは

そのひとつになるかも知れません。




父がお墓参りに行きたいと話してくれて

本当に良かった。

だって、私の血縁上のおじいちゃんなんだもの。


戸籍上のおじいちゃんも大好きでした。

成人した頃に血縁が無いと知り、

ますます有り難みが増しました。

そのくらい大切にしてくれました。





ここ数年の間に、

ご先祖様のお名前と

出来たらお顔もきちんと認識するのが良いと

いくつかの動画や文章で知りました。


いつも応援してくれているんだって。



いつも側で守っていてくれている気がする

曾祖母がいるのですが、

もっとたくさんの存在を感じる時があります。


何度かそのご先祖様の団体(笑)に

助けられたとしか思えない事もありました。


今まであちらからの一方通行でしたが、

今度からはこちらからも

お礼や感謝をもっとたくさん

届けたいなと思います。


150年経ったら

保存期間を終えてしまうらしい戸籍。

無くなる前に、出来るだけ遡りたいです。

お名前を知りたいです。


今世の肉体のルーツ、

どこまでわかるかな?