校外学習で
火起こしや機織り機をみて
感動した娘。
「昔の人凄い!」
「今の人間より電気や機械に頼らず
 色んな事が出来る!」
と感じたそうです。

この時の「効率が良い」と言うのは、
「人間の能力が高い」と言いたかった様です。



最近娘に、
かーちゃんが見ているYouTubeは
どんなものかと聞かれたので、

「例えばピラミッドって
どうやって作ったの?とか
なんの為のに作ったの?とか、
そういう昔のものの謎解きみたいのが
好きなんだ。」
と言いました。

そうしたら、
「◯◯はね、こうやってピー、ピーって
 出来たんだと思うよ。」
と、巨大な石に手をかざして
自由に移動させられたんじゃん?て
言うのです。

何でそう思う?と聞いたら、

「だって人間てどんどん色々
 出来なくなってるじゃん?
 機械とか凄いの出来たらそれに頼るから
 どんどん出来なくなっちゃったんだよきっと。
 だからピラミッド作ってた頃の人間は
 今よりもっと色々出来たんだよ。
 石くらい浮かせて積めたんじゃないの?」

だそうです!

ここ、数百年で見れば、
確かに便利な世の中にはなりましたが
人間はどんどん弱って行っていると私も思います。

だからって、
物を浮かせるとこまで行ってしまうとは!

人間が物を浮かせたり出来た可能性だって
0じゃないし、
何か補助があったかも知れないし、
色々な角度からあらゆる可能性を考えるって
ワクワクしました。

私は常識とか、なんかこう
強いものに支配された環境に対して
物凄く拒否反応を起こすのですが、
意外と一般論とか常識的なものに
加担してる部分もあるんだなぁ、
なんだかんだ言う割に
色々思い込まされてるなぁ、
って気が付きました。

夫の奇想天外というか、
日本に約半世紀も生きていたとは
思えないような
奇抜な言動にあんぐりする事がありますが、
夫の方がある意味自由で
楽な考え方なのかも知れません。

それにしても、
人間が手かざしで大きな石を動かせたはず、って
大真面目な顔で言った娘。

娘だけじゃなく
他のお子さん達もきっとそう。

そういう発想を
頭から否定されたりせずに
いつまでも、大人になっても
ずっとそういう感覚のままでいられるよう、

変な知恵や常識でこちらが潰さないよう
気をつけなくちゃと改めて思いました。

きっと昔こどもだった私にも
そういう感覚があったはず。

その頃の自由な発想を
思い出したいなと思いました。

娘の大真面目な仮説を聞いている間、
凄くワクワクしてしまいました。