幼稚園からちらほら行き渋りがあり、

小学校入学と同時に行き渋りが本格化し、

2年生の夏休み明けから不登校だった娘。


ADHDや自閉スペクトラム症の疑いもあると

診断され、

HSCの特徴もとてもよく当てはまります。


現在3年生の娘が最近、

とうとう登校し始めました。


きっかけは、図工。

大好きな絵を描く作業や

工作の内容に興味を持った為行き始めたら、

今度は校外学習の予備的な授業が始まり

それにも興味を持ちました。

校外学習にも行け、翌日も登校しました。

だいぶ疲れなくなった様子です。


今までも

いかにも娘が好きそうな

内容の図工もありましたし、

校外学習もありました。


なので今回たまたまです。

娘の波と学校の波長が合ったからだと思います。


これまでどうにか通おうと本人も粘った結果、

学校アレルギーになっていたのだなと

思います。




娘が不登校になった時、

学校側が色々アクションを

起こす気になってくれたのを

悪い言い方ですが、チャンスと思いました。

今更…とも思いましたが。


やっと向き合う気になってくれたのです。

私の言動も敵対的に受け止められないよう

とても気をつけました。

娘の抱いている思いは

受け止め方次第では

まるで学校批判の様だからです。


改善を願ってはいますが、

押し付けばかりでは

娘と同じ様に

今度は学校が親アレルギーを

起こしてしまうかも知れない。


娘の事にあれこれ時間を割いていただく事に

とにかく感謝を伝えました。


それに学校に全て投げる気も、

責任を取らせる気もなく、

誰かに比重が重くかからないよう

気を付けました。


家庭での様々な現状も伝えました。

学校で何がどう苦しいのかを伝えました。


対策が取れるかどうかは別の話とし、

対策が取れない件については

結果的に不登校になるのは

やむを得ないと言う事、

無理をさせたくないという思いである事。


繋がりを断つわけではなく、

何がきっかけになるかわからないので、

日課については知っていたい等伝えました。



ですが、それは娘本人が

行きたいと思ったタイミングで

すぐアクション出来るように

ただ待機していただけです。


だってもう、仕方がない。


今までも娘を見て来て、

学校や親やまわりが

娘を操作するのは違うと

はっきりわかったからなんです。



そしてたまたま、

本当にたまたま、

今回は図工の内容が娘の琴線に触れた、

それだけです。


きっかけはきっと人それぞれだろうし、

娘の様に

本当は行きたいけど行くと辛くて

その狭間で揺れて疲弊する人もいれば、

とにかく学校が嫌いな人もいるだろうし、

いじめ等本人の意志以外の理由の人もいるし…。



きっかけは本当に突然現れました。


また行かなくなるかも知れないし、

ずっと通う事になるのかも知れないし、

わかりません。


娘自身もわからないと思います。


ただ、

「休んでもいい、行ってもいい。

 学校でも無理をしなくていい、

 全てやらなくていい。


 先生方もわかってくれ始めている。 

 もし先生方がわかってくれなかったら、

 自分で話してみて。

 それが嫌だったら、

 かぁちゃんが話しても良いんなら

 ◯◯の気持ちをお話ししてみる。

 今はどうにも出来ないってなったら

 その時にまた一番いい方法を考えよう。」


それを娘が納得するまで伝えました。

未知の事を怖がったり、

第一希望以外は受け付けない娘には

効果がありました。



ただでさえ視覚的聴覚的感覚的に

騒々しい中で、

更に苦手な指示に従い続けて、

それだけでも娘にとって辛い環境なので、

その事を学校が理解してくださらないと

本当に孤独で寂しく苦しいのです。




そんなわけで、娘が学校に通い出し、

私にも時間が出来たので、

日本人のルーツがなんだとか、

YouTubeをみたりする事も最近増えたのです(笑)


送り迎えもあるし、

何時間目から行く気なのかも

毎日コロコロ変わります。


振り回されてイライラもしますが、

でも、数時間でも一人の時間があるのは

リセットするのにとても有効だと思いました。




母親にかなりの負荷がかかっている現状さえ

どうにかなれば、

きっとたいがいの不登校は

受け入れた方がいいと私は感じています。


行きたがらない背景を探って、

よく本人の気持ちを聞いて、

一緒にどうしていくのがいいか考えて。


休んだ日は

お母さんに余裕があれば、

あちこち連れ出して

楽しい思い出作ればいいと思います。


学校より楽しいから、

もう学校行かないって言い出さないか

正直迷いもありましたが、

行った先で

たくさんの経験がありました。

奇跡もありました。


また行かなくなったら、

またあちこち遊びに行くつもりです。


どっちも大事だわ、って思いました。


とにかくお母さんが付き合うだけの

余力が必要なのかなと思います。


どうか、お父さんがたも

パートナーのリフレッシュの為に

協力して頂けたら嬉しいです。


皆さん、それぞれ希望は違うはず。

ひとりになりたい人、

家事をして欲しい人、

子育てして欲しい人、

一緒にいる時間が欲しい人…。


よかれと思って、リサーチせずに動くのは

できればご遠慮下さい。

それは、お子さんに対しても同じ事です。


どうか、どうか、

一緒に子育てして下さい。

共有して下さい。

仕事と同じくらい真剣にお願いします。


それだけでもパートナーのエネルギーになります。

お子さんにも良い影響が広がります。


誰も孤独にしないで下さい。

気にかけて欲しいです。


お願いします。