限りなく短い時間の意。




俺たちホストは 長い人生の中、一瞬とも言えるその刹那に… あらゆる欲望が渦巻く夜の世界に身を投じている……




それぞれが 時にはモラルや信念さえかなぐり捨て、一握りの栄光を追い求める…




そうやって 生き抜いた軌跡の果てに 何が残るのかは 誰もわからない…







然しながら、ただただ そこに残るのが 後悔でない事を祈り 日々 自分の限界に挑み続ける事が 俺達ホストの宿命だ。







そんな男達の数少ない休息の一つに その日の戦いを終え、気の知れ合った仲間達とくだらない談笑を交えながら食事をする…という時間がある。





今回は そんな場所を一応 歳だけは先輩である俺が取り持つ事にした。








営業終了後、軽く声をかけた所、気付けば 八人もの仲間達が集まっていた…





飯は 大勢のメンツで食えば食うほどうまい☆

じゃ 皆、行くかと西池袋のガスト入る。


そして

「俺には気を使わないで 食いたい物を好きなだけ頼んでくれ☆」






この言葉をきっかけに、ホスト達の気ままな食事会がスタートする…






俺は ビールを注文し、皆の笑顔を肴に一杯の寝酒を嗜む…


ivuuさんのブログ-101030_0748~01.jpg


しばらく談笑を楽しんだ後… ふと卓上の伝票を見る……

会計…







10029円!!!!!。



多少の衝撃をうけつつ、卓上に目をやる……




するとそこには 追加注文の唐揚げやデザート達が…(>_<)。



……うん スイーツもたまに 食べたくなるよな……。





と 自分で納得しながら 再びふと伝票に目をやる…


んっ(*_*)?




注文の一番下に、


「焼き海苔」

と書いてある………






しかも 二個(-"-;)。

卓上には ご飯はない。
ヨーグルト系のデザートと 唐揚げ…

そして海苔のみ…


どうやって食うの…と思っていると…



それを注文した男は、一枚そのまま食べた後、隣の後輩に食わせている…(-o-;)



あからさまに ノリだけで海苔を注文した男…



そして その海苔で見事、会計一万超えをした男……


そして何よりも その海苔を残して帰ろうとした男…



その男の名は…哀川












……刹那。