今回いつもお世話になっているセンバツさんの紹介およびボートレース振興会さんのご厚意により、ヤマト発動機株式会社様(ヤマト社)の工場(本体・モーター)見学と、桐生ボートレース場に行ってまいりました。


最初に申しておきますが、僕自身は競馬競輪競艇は一切やっておりません。ほんじゃ、なんで見学に・・・というと、日本各地にあるボートレース場(いわゆる競艇場ですが、振興会さん曰く今年から競艇を『ボートレース』と呼ぶようになったそうで、本文でもその表記をメインにします)のボートがヤマト社さんで造られていることを知って興味がわいたのが理由です。

ある業界において絶対的なシェアを持つ企業の工場見学・・・わくわくするじゃないですか。
そんな下心を胸に見学に行ったんですが、発見と仰天の連続でした。


・艇体が木製であること
・ボートは個人(および所属企業)の持ち物ではない
・実は各艇体の性能には差はない


僕は船については全然わかりません。なので、てっきりボディは金属もしくは化学的素材でできていると思ったんですが、木製であることにびっくり(もちろん、全部ではないですがね)。全長も3m弱で、思ったよりは小さい印象を受けました。

材木すぐに使えるわけではないようで、調達してから作成に入るまで半年~1年かかるとのこと。



一機投先~お主も悪よのう~


一機投先~お主も悪よのう~

↑これを見る限りではボートを作っているようには見えません。


一機投先~お主も悪よのう~

↑これで納得。



一機投先~お主も悪よのう~

一機投先~お主も悪よのう~

↑一方モーター工場は機械ばかりです。



※艇体は大部分が手作業、モーターは機械作業いった感じです。

ボートは個人の持ち物ではなく、レース場が管理するそうで。

で、誰が乗るのかは抽選で決める・・・と。そんな仕組みがあったとは・・・当然のことながら初耳。

競馬だと馬主の持物なので、その辺ボートレースの特異点と言ったところでしょうか。レースは6艇で行われるのですが、実は艇体の各々の性能はあまり変わらん、それなのに順位がつく・・・それを踏まえてレースを見ると面白いものです。



一機投先~お主も悪よのう~

↑一人用のせいか、思ったよりは大きくありません。



そんな背景があるせいか、ボートは性能差がないように作られているそうです(実は僕が一番興味を持った点です)。

わずかな差であっても大きな違いが生まれてしまうようで、ヤマト社の方々もその辺を大変気を遣われていました。確か誤差は全長・重量の約1/1000程度に抑えられているみたいです。

かといって世間一般で言われる『大量生産』ではなく、手作業にしろ機械作業にしろ、職人業がモノをいう部分が多い工場でした。

検査に関しても何度も行い、検査環境にも細心の注意を払い誤差が生じないようにしているとのことでしたが、そこまでしたとしても艇体によって「あたりはずれ」が生じるそうです。

時々調査しているとのことですが、元が精密に造られているせいか、数値上ではなかなか理由が分からないケースが多く(もはや勘の域かと思われる)、その辺も苦心されてるようです。


ヤマト社はこの分野では独占的な地位を誇る企業ですが、それに奢らず細心の注意を払っているという印象を受けました。こういった裏側を見ることのできる機会は当事者以外はそうないものですから、今回は大変貴重な体験でしたよ。


さて、次は桐生ボートレース場ですが・・・その前に注意。

本来ボートレース場は撮影禁止となっております

僕が今回掲載している写真については、事前に許可を得た上で撮影したものです。

もし、無許可で撮影しようものなら、なじみのオジサンに呼び止められます(実際に注意されましたが、許可証を見せたので納得してもらいました)。


さて、僕は競艇と言うと、ただのギャンブルとしか思ってませんでした。

ただ、工場でボートの製造工程を見た上で実際にレースを見ると違いますね。



一機投先~お主も悪よのう~
↑あまり関係ないですが、夕焼けが綺麗でした。


一機投先~お主も悪よのう~
↑写真だけでは伝わりにくいのですが、カーブは壮観。



工場で教わったところが確認できるとニヤリとしますし、何より間近でレースを見るのは迫力があって楽しいです。『馬が走っているのを見るのが好きだから競馬が好き』と言う人の気持ち、何となくわかりました。

特に、カーブが面白いですね。ハンドル切ってから曲がるまでのラグだったり、順位が入れ替わるところだったり・・・色々楽しみがあります。
もっとも、競馬を知らない人では、入りづらい部分もあるかと。

以下のサイトにわかりやすく仕組みが書かれているので、興味を持った方は参考にしてみてください。


ボートレース初心者サイト『ビギナーズボイス』

みんなのボートレース場体験談(PC)

みんなのボートレース場体験談(携帯サイト)


ボートレース初心者サイト『ビギナーズボイス』には基本的な仕組み、みんなのボートレース場には体験談(PC・携帯サイト)が書かれています。

余談ですが、ためしに舟券を買ってみたところ、3連複がきてしまいました。

掛け金が少なかったので大した利にはなりませんでしたがね。

ビギナーズラックは本当にあるようで・・・。

もっとも、普段賭け事をしない人でも、基本的な仕組みさえ分かれば『モータースポーツ観戦』という点で楽しめるかと思います。

近くにレース場がある方は、ためしに行ってみるのもいいかもしれません。