その人のぉ~優しさぁがぁ~
花にぃ勝るぅ~なぁらぁ〜
その人のぉ~美しさぁがぁ~
星にぃ勝るぅ~なぁらぁ~
君は手を広げてぇ~
守るがぁいいぃ~
体を~投げ出すぅ
値打ちがぁあるぅ~
はい
朝風呂しながら
この歌を歌っていたら
朝ごはんを作って待っていた
うちのけい子さんと
泊まりに来ていた
茜丸は
また
泣いてしもた
ことの発端は数日前
会社に
宇宙戦艦ヤマトが
やってきた
故人が宇宙戦艦ヤマトの大ファンで
丹精込めて作ったプラモや諸々を
式場に飾る為です
そして
私と
ロジャー専務と
大ちゃん常務は
盛り上がった
だって
宇宙戦艦ヤマト
大好きやもん
ちびっ子の頃
テレビで見たもん
映画見に行ったもん
雪が古代をかばって死んで
仲間もみんな死んで
そして最後
古代は雪の亡骸と共に
ヤマトもろとも突っ込んで
宇宙の彼方に閃光が…
そして
地球は救われた
そして
ジュリーが歌うのを聞きながら
泣いた
てなわけで
お通夜とご葬儀当日に
式場に流してあげた
この曲
ヤマトより愛をこめて
沢田研二
故人の奥方や娘さんや
お孫さんらは
これ何?
なんの曲?
てな感じで
まったくありがたみは感じてませんでした
しかし
なんと
感化されたのは
うちの事務女や女性スタッフ達
てなわけで
先に帰宅したけい子と茜丸
近所のTSUTAYAから電話してきたやん
“宇宙戦艦ヤマトいっぱいあるんですけどどれですか?”
てなわけで帰宅したら待ってたわ
そして言うた
“一緒に見ましょうね”
やめとけばええのにな
でも
“どうしても見たいんです”
やと
せやから見たやん
そしたら
“男の子のアニメだと思って舐めてました”
“アルマゲドンよりいい”
てなことを言い
泣いてました
あと
余談やけど
男の子がおるママさんにDVD
貸してあげたら家族で見たらしいんやけど
やっぱりみんな泣いたって
特に旦那さんが泣いてたって
はい
てなわけで
1978年の
さらば宇宙戦艦ヤマト、愛の戦士たち
ね
これはめちゃくちゃええよ
自己犠牲を払い大切な人を守る
愛と勇気の物語です
そして
このコロナ禍やからこそ
ご家族でどーぞ
ただし
例外なく
泣くよ
おしまい