はじめまして、いつきと申します


今日は立春、あらためて2024年明けましておめでとうございます

この良き日にブログを始めさせていただけること、お導きに感謝いたします🙇



伝説の龍と史実の鰐 

干支展「UTA ZOO~2024 辰~」@四国水族館

行って参りました〜

およそ50年前に大阪大学で発見された古代生物、マチカネワニ


学名なんと"トヨタマヒメイア・マチカネン"


今回はこの名前の由来でもあり、私がなぜか心惹かれ追っかけしている豊玉姫の、瀬戸内海は讃岐に残る伝説をご紹介いたします



豊玉姫 (豊玉毘売とも)

釣り針を探して海神の宮にたどり着いた山幸彦と恋に落ちたお姫様

龍宮城の乙姫とも言われています



記紀神話についてはたくさんのブログで紹介されていますので、そちらをご覧ください😊



讃岐では、男木島が豊玉姫の居住地だったという伝説が残っています

男木島、男木漁港
↑豊玉姫神社(香川県男木町)のお迎えネコ
↑姫と山幸彦が出会ったという「神井戸」
↑山幸彦の居住地とされる「加茂神社」もあります


ちなみに北隣の豊島(てしま)は姫の父の豊玉彦、南隣の女木島は豊玉姫の妹の玉依姫の島であったと言われています
↑豊玉依姫神社(香川県女木町)
↑鳥居の中に見えるのは屋島



山幸彦が故郷に帰ると、懐妊中の姫は後を追って屋島に上陸、鵜葺草葺不合命(初代天皇の父)を出産されます

↑鵜羽(うのは)神社(香川県屋島西町)
屋島の南嶺と北嶺の谷間にあり、屋島山頂への登り口の場所です

記紀神話では、山幸彦に出産をのぞき見され、正体が八尋鰐であることがバレた姫は、恥ずかしさのあまり子を残して龍宮へ帰り、海への道を閉ざした、とあります


しかし讃岐に残る伝説では姫はその後、新川を遡上して三木町新開の鰐河神社に鎮座したとあるのです
訳あって鰐河神社の写真を撮っておりません💦

鴨川を遡上して三木町井戸の和爾賀波神社に鎮座した説など、色々な川に伝説が残っています
↑和爾賀波神社(香川県三木町井戸)


豊玉姫は九州から瀬戸内海に進出してきた海人族

優れた航海術や生産技術を持つ海の民である海人族は、九州から瀬戸内海を東へ勢力を伸ばし、内地へ進出、古代豪族として勢力を伸ばしていった形跡があります

有名なところでは長野県の安曇野に栄えた安曇氏などです

豊玉姫を主祭神とする「鰐河神社」「和爾賀波神社」があることから、姫の一族は和珥氏と呼ばれていたと思われます
(丸、亀、ワニと付く地名等は海人系古代豪族に関係があるそうです)


私は豊玉姫の足跡をたどって新川沿いに龍神に関連する神社や古墳を巡るうちに、ある仮説にたどり着きます

それはどうやら山幸彦のもとを去った後、豊玉姫は大国主命に嫁ぎ、国造りを進めて行ったのではないか、ということです、、


↑金刀比羅宮とコラボの限定魚朱印 

 金銀箔入り💕





 


次回、「鰐編」に続く、、

お読みいただきありがとうございます😊