伝説の龍と史実の鰐 

干支展「UTA ZOO~2024 辰~」

およそ50年前に大阪大学で発見された古代生物、マチカネワニ


学名なんと"トヨタマヒメイア・マチカネン"


前回はこの名前の由来であり、私が素人研究している豊玉姫について書かせていただきました


豊玉姫一族は和珥氏とも呼ばれ、

丸、亀、ワニと付く地名等は関係があるそうなのですが、豊玉姫が川を遡上する時に
ワニに乗っていた 、と言われています


また、豊玉姫の妹の玉依姫(女木島に住んでいた)や山幸彦も
ワニに送り迎えしてもらっていたらしく
荒多神社(香川県女木町)
祭神:佐比持神(ワニ)
槌ノ戸瀬戸に向いています

大槌島と小槌島の間、槌ノ戸瀬戸にある龍宮から玉依姫を送ってきたワニは、姫を連れて帰るのだと思ってずっと待っているうちに岩になってしまったそうな…
まさに待ち兼ねワニ

※マチカネはワニが発見された地名「待兼山町」に由来します😳


日本にワニがいるというのは現代人にとってはしっくりきません
出雲の白うざき伝説でもワニと書かれているが実はサメ、というのがありますし、古代の帆船をワニ船と呼んだそうなので、

「この川を帆船で遡っていたのか、、」

と想像を巡らせておりました



しかし、恥ずかしながらこの企画展で始めて知ったのですが、日本にも古代、ワニがいた


しかもメッチャでっかいヤツ!!

このマチカネワニは全長8メートル、体重1.3t

大きさは十分


しかし私が心配していたこと、それはワニといえば背中のトゲトゲ

こんなとこ乗ったら姫の大事なところが破けちゃう、、



でもなんと、マチカネワニにはこのトゲはないのだそうです✨


スゴイ!これなら乗れます!

川でも海でも、どこへでも快適に運んでもらえます!!


姫を乗せるために存在しているような生き物ではありませんか😆




大阪で見つかったマチカネワニ

瀬戸内海に生き残りがいて、もし海人族が手なづけて連れていたとしたら、、

土地の人々は恐れおののいてひれ伏したに違いありません💦


また豊玉姫が出産時、「八尋鰐の正体をあらわした」とありますが、この巨大ワニ自体を神格化し、"豊玉姫"と呼んだのかもしれません

豊玉姫は龍神とされていますので、つまりこの
古代巨大鰐が瀬戸内海における龍神の正体、ということになるのでしょうか、、



 


↑金刀比羅宮とコラボの限定魚朱印 

 金銀箔入り💕


 

 

 


次回、「龍編」に続く、、

お読みいただきありがとうございます😊