こんにちは、株式会社アイビア代表の杉浦です。
以前、コンサルタントの方に値上げをしたほうがいいと言われたので、価格を上げたらお客様が減ってしまいました。
価格は戻した方がいいのか、このままの方がいいのか、杉浦さんのご意見を聞かせて下さい。
とご相談を頂きましたのでシェアします。
この方が、どんな業種のお仕事なのかは分かりませんが、どの分野でも値上げをするなら、その理由がほしいです。
また、いくらから、いくらにしたのか書いていませんので、もう少し具体的に書いて頂けると助かります。
仮に、60分6000円の整体院が、値上げをしろと言われたので、60分10000円にしました。
これは正しいでしょうか。
全く同じ内容のサービスで、ただ単純に値上げをしたら、お客様はビックリして当然だと思います。
逆に、60分3000円だった場合、これは流石に安いよね、と僕も言うと思います。
あくまでも目安ですが、最低ラインが10分1000円と言われるので、60分6000円なら、標準的な価格となります。
これをベースにして値上げをするなら、60分で7000円くらいからスタートした方がよいです。
また、なぜ6000円から7000円にするのかも理由が必要です。
物販なら、仕入れが上がった、流通コストが上がったなどの理由が付けられますが、整体、美容院、エステサロンなどは理由がつけにくいです。
では、どうすればいいのか。
まずは1つの方法として、当初の60分6000円のメニューを残しつつ、新たなメニューを作る事です。
例えば・・・
整体コース60分6000円（軽い肩こり腰痛などの症状の方におすすめ）
整体+鍼コース90分10000円（慢性の辛い症状の方におすすめ）
整体+鍼+電気コース120分13000円（ギックリ腰など酷い症状の方におすすめ）
こんな感じです。
こうして、高いメニューを作る事で、お客様はばらけますので、客単価は上がります。
別の方法として、サービス内容を変える、です。
60分6000円の整体コースがあった場合。
担当者を指名すると、指名料として+500円、とか。
電気を流しながら整体する、電気オプションが+1500円、とか。
こうしたオプションメニューを作るわけです。
全く逆の考え方もあります。
60分6000円で、月に1回の来店があるAさん。
年間で、72000円使ってくれる事になります。
このお客様に、3週間以内に来店してくれると、5000円になりますよ、と安いプランを伝えます。
お客様は安くなるので、次回を3週間後に予約してくれます。
一見安くしているようですが、こうする事でも年間の来店が、12回から17回へ増えます。
この事で、年間72000円使ってくれたAさんが、85000円となり、13000円増えます。
このお客様が50人いたら・・・年収は65万円増える計算になります。
100人いたら・・・130万円増えます。
値上げをして、お客様が減るのは仕方ありません。
値上げをしてお客様は減っても売上は上がるなら、問題ないのです。
しかし、値上げをしてお客様も売上も減ってしまったら、これは問題なのです。
価格だけを見て、安いから値上げをしましょうと、そんなに簡単には言えません。
現状の売上や来店数をしっかり把握して、どうすればいいのか判断すべきです。
また逆に、価格を下げた事で来店回数が増えるのは良いですが、それを回せなければ身体が辛くなります。
スタッフ数や、実際に受けられる人数も考え、価格を決めなくてはいけません。
当然、近隣のライバル店もリサーチして、妥当な価格設定が必要になります。
サービス内容と価格については、簡単に決められないので相談する相手はしっかり考えて下さいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。
株式会社アイビア 代表取締役 杉浦央晃
以前、コンサルタントの方に値上げをしたほうがいいと言われたので、価格を上げたらお客様が減ってしまいました。
価格は戻した方がいいのか、このままの方がいいのか、杉浦さんのご意見を聞かせて下さい。
とご相談を頂きましたのでシェアします。
この方が、どんな業種のお仕事なのかは分かりませんが、どの分野でも値上げをするなら、その理由がほしいです。
また、いくらから、いくらにしたのか書いていませんので、もう少し具体的に書いて頂けると助かります。
仮に、60分6000円の整体院が、値上げをしろと言われたので、60分10000円にしました。
これは正しいでしょうか。
全く同じ内容のサービスで、ただ単純に値上げをしたら、お客様はビックリして当然だと思います。
逆に、60分3000円だった場合、これは流石に安いよね、と僕も言うと思います。
あくまでも目安ですが、最低ラインが10分1000円と言われるので、60分6000円なら、標準的な価格となります。
これをベースにして値上げをするなら、60分で7000円くらいからスタートした方がよいです。
また、なぜ6000円から7000円にするのかも理由が必要です。
物販なら、仕入れが上がった、流通コストが上がったなどの理由が付けられますが、整体、美容院、エステサロンなどは理由がつけにくいです。
では、どうすればいいのか。
まずは1つの方法として、当初の60分6000円のメニューを残しつつ、新たなメニューを作る事です。
例えば・・・
整体コース60分6000円（軽い肩こり腰痛などの症状の方におすすめ）
整体+鍼コース90分10000円（慢性の辛い症状の方におすすめ）
整体+鍼+電気コース120分13000円（ギックリ腰など酷い症状の方におすすめ）
こんな感じです。
こうして、高いメニューを作る事で、お客様はばらけますので、客単価は上がります。
別の方法として、サービス内容を変える、です。
60分6000円の整体コースがあった場合。
担当者を指名すると、指名料として+500円、とか。
電気を流しながら整体する、電気オプションが+1500円、とか。
こうしたオプションメニューを作るわけです。
全く逆の考え方もあります。
60分6000円で、月に1回の来店があるAさん。
年間で、72000円使ってくれる事になります。
このお客様に、3週間以内に来店してくれると、5000円になりますよ、と安いプランを伝えます。
お客様は安くなるので、次回を3週間後に予約してくれます。
一見安くしているようですが、こうする事でも年間の来店が、12回から17回へ増えます。
この事で、年間72000円使ってくれたAさんが、85000円となり、13000円増えます。
このお客様が50人いたら・・・年収は65万円増える計算になります。
100人いたら・・・130万円増えます。
値上げをして、お客様が減るのは仕方ありません。
値上げをしてお客様は減っても売上は上がるなら、問題ないのです。
しかし、値上げをしてお客様も売上も減ってしまったら、これは問題なのです。
価格だけを見て、安いから値上げをしましょうと、そんなに簡単には言えません。
現状の売上や来店数をしっかり把握して、どうすればいいのか判断すべきです。
また逆に、価格を下げた事で来店回数が増えるのは良いですが、それを回せなければ身体が辛くなります。
スタッフ数や、実際に受けられる人数も考え、価格を決めなくてはいけません。
当然、近隣のライバル店もリサーチして、妥当な価格設定が必要になります。
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この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。
株式会社アイビア 代表取締役 杉浦央晃
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