こんにちは❗
胚培養士のH.Tです。

先日アップしたブログに引き続き、第64回日本卵子学会で発表した成果を紹介したいと思います。

他の演題はこちらからご確認くださいね
↓↓↓
精子の運動の仕方と受精率の関係って?

私が発表したのは
『1PN胚由来胚盤胞の倍数性解析とその臨床的有用性』
です!

なんだか難しいですが・・・簡単に説明します。

体外受精や顕微授精後の受精卵の中を見てみると、お母さん由来の核とお父さん由来の核、併せて2つの核が見られます。

私たち胚培養士はこの2つの核を見て正常受精と判断しています。

しかし、稀に1つしか核の見えない受精卵が見られることがあります。
これを「1PN胚」と呼んでいます。


 

この1PN胚は正常なのかどうなのか、遺伝学的な解析を行い調査しました🔬

その結果、胚盤胞まで発生した胚に関しては、ほとんどの胚で正常であることが明らかになりました‼

このような研究結果を今後、患者さまに還元できるよう頑張っていきたいと思います!


これからも卵子学会で発表した演題の紹介をしますので、是非ご覧くださいね


H.T

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