Windows 10/11の「コア分離」と「メモリ整合性」は、システムのセキュリティを強化するための機能です。MiniToolのこの記事では、これらの機能のオン・オフの判断基準、そして実際の設定方法についてわかりやすく解説します。

 

Windows 10およびWindows 11では、セキュリティ強化の一環として「コア分離」と「メモリ整合性」が導入されています。

メモリ整合性はオンにするべきか?

メモリ整合性をオンにすることで、システムのセキュリティが強化され、不正なドライバーの実行やマルウェアによる攻撃を防ぐことができます。特に、Windows環境の保護を重視する場合には有効な対策の一つです。

一方で、使用している環境によっては注意が必要です。古いドライバーが正常に動作しない場合や、一部のアプリ・周辺機器との互換性問題が発生するケースでは、機能をオフにする必要があることもあります。

コア分離のメモリ整合性をオン・オフにする方法

メモリ整合性を有効にするには、PCが以下のセキュリティ要件を満たしている必要があります。

  • TPM 2.0(トラステッド プラットフォーム モジュール)の有効化
  • DEP(データ実行防止)のサポート
  • UEFIおよびSecure Bootの有効化
  • UEFI MAT(Memory Attribute Table)の対応

これらの要件を満たしていない場合、メモリ整合性をオンにすることができません。

Windowsセキュリティでコア分離とメモリ整合性をオンにする

Windowsセキュリティ経由でコア分離を有効にするのが最も簡単な方法です。ただし、その前に、非互換性の問題を防ぐためにWindowsを最新バージョンにアップデートしておくことをお勧めします。

ステップ1:「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、「Windows セキュリティ」を検索して「Ctrl + Shift + Enter」キーを押して、Windows Defenderを管理者権限で開きます。

ステップ2:ウィンドウが開いたら、「デバイスセキュリティ」タブを開き、次の画面で「コア分離」の下にある「コア分離の詳細」をクリックします。

「コア分離の詳細」ボタン

ステップ3:次に、「コア分離」の下にトグルスイッチが表示され、これをオンにすると「メモリ整合性」が有効になります。

メモリ整合性をオンにする画面

また、この設定でコア分離とメモリ整合性をオフにすることもできます。

レジストリエディターでコア分離とメモリ整合性をオンにする(上級者向け)

コア分離を有効にするもう1つの方法はレジストリエディターを使用することです。この方法は、Windows セキュリティでコア分離とメモリ整合性をオフにすることよりも複雑ですが、上記の方法がうまくいかない場合は、こちらを試してみてください。

注:

レジストリエディターはWindowsにとって非常に重要なので、勝手にキーを変更したり削除したりしないでください。操作中に何か事故が起きないか心配な場合は、レジストリをバックアップするか、復元ポイントを作成してから操作を行うことをお勧めします。

ステップ1:「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して開きます。

ステップ2:レジストリエディターウィンドウが開いたら、次のパスをコピーして上部のナビゲーションバーに貼り付け、「Enter」キーを押してその場所を特定します。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥DeviceGuard¥Scenarios

レジストリエディターの画面

ステップ3:その後、「Scenarios」キーを右クリックし、「新規」>「キー」を選択して、「HypervisorEnforcedCodeIntegrity」という名前の新しいキーを作成します。

「HypervisorEnforcedCodeIntegrity」という新しいキー

ステップ4:次に、新しいキー「HypervisorEnforcedCodeIntegrity」を右クリックし、「新規」>「DWORD (32ビット) 値」を選択して「Enabled」という名前付けのDWORDを作成します。

「Enabled」というDWORD値

ステップ5:「Enable」をダブルクリックします。デフォルトでは、値のデータは0に設定されており、これはこの機能が無効であることを意味します。有効にするには、値のデータを「1」に変更して、「OK」をクリックして変更を保存します。

値のデータを1に変更した画面

最後に、コンピューターを再起動します。

メモリ整合性が有効にならない場合のBIOS設定(補助手順)

1. CPU仮想化を有効にする

コア分離とメモリ整合性の一部機能は、CPU仮想化技術に依存しています。そのため、有効化前に仮想化機能が有効になっている必要があります。

まず、PCを起動した後、メーカー指定のキー(Esc/Delete/F2/F10など)を押してBIOS画面に入ります。

BIOS画面上部の「Advanced」タブで「CPU configuration」をクリックします。

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完全記事はこちらをご覧ください:コア分離とメモリ整合性はオンにすべき?設定方法を徹底解説