走るフラッシュバック
「決めて、そして遣り通す。それは何かを成す為の唯一の方法だ。」
諦めた時点で何もかもが終わる。
「遅い。」
「このままでは失敗してしまう。」
しかしそれでも頑張り続けなければならない。諦めずに、最後まで遣り通すこと、それしか方法がないのだ。やれるだけやって、そして祈る、それだけだ。
俺は疲れている。だから本当は、こんなことを書いちゃいけない。明日起きたらきっとこんな馬鹿げたことを書いてしまったことを酷く後悔するだろう。
明日は今まで勉強してきたことを、一日かけて復習するつもりだ。昨日数学で理解できなかった点があって、そして今日も参考書の解説がちょっとピンと来なかった。でも「ここまでは大丈夫だね」というところをどんなに睨んだって仕方ないから、とにかく最初から読み直し、練習問題をもう一度解いてみて、そしてそれから問題点を見つけ出すのだ。たかが数学アレルギー状態の高校生向きの本だ、説明が不足しているはずがない。内容をじっくりと読めば誰でも理解できるだろうが。
こんなレベルの低い数学でもこんなにもがいている自分が恥ずかしい。でも先週この勉強を始めた時にふと思ったのだ。勉強をする時は、他人とか何かの基準とかに自分のことを比べてはいけない。大切なのは自分のレベルではない。大切なのは、自分の勉強していることが理解できているかどうかということだ。確かに俺は、普通の高校生より遥かに馬鹿だ。俺はこの勉強を始めたばかりだし、知能指数にしても、俺か類人猿かどっちが低いかと、議論が開かれそうな危うい事態だ。簡単な道具の使い方とか、物事を習うのがとても遅いのだ。でも、俺は勉強していることを、ちゃんと習って、理解しているつもりだ。自分のレベルを考えてしょげるよりも、ただ理解していることを増やしていく方がずっといいだろう。そしてそのうち一人前になれるはずだ。