人に好かれる話し方 | long island sound

人に好かれる話し方

東京に着いてからお馴染みの中央線に乗り、新宿まで行った。無印良品がまだ開店していなかったので、時間潰しに紀伊国屋まで歩いてみた。そこも開いていなかったが、窓に陳列されていた本を眺めた。暫くすると店員がドアを開けて僕と他の数人のお客様を入らせてくれた。今日から熟読する小説を探したが、意外にも長い時間がかかった。


僕は実に単純な人間で、著者にとっては多分最低の読者である。この間書いたように、書式なんて本当はどうでもいいことばっかりにこだわるのはとにかく、今日本を探していた自分には少し驚いた。


新幹線で読んでいた文藝春秋で村上春樹が絶賛され、もう一度彼の本を読んでみようかと思っていたが、どれも余りにも非現実的で読む気にはならなかった。勿論フィクションだと非現実的な要素が多少あることは当然かもしれないが、「海辺のカフカ」を読んだ時はうんざりして、結局下巻の途中に飽きてしまった。読み終えるまで後100頁程度しか残っていなかったが、カーネル・サンダーズが登場した時はさすがに呆れたぜ。しかも下巻の300頁ぐらい読んでもプロット展開ナッスィング!馬鹿馬鹿しくて読むに耐えられなかった。「風の歌を聴け」や「パンや再襲撃」があんなによかったのに、村上の作品には少し絶望してしまった。「東京奇譚集」は部屋の本棚の上で並んでいるけど、今奇譚よりもっと現実的な物語を読みたい気分だ。それだけだったら別に問題はあるまいが、数冊を手に取っては本棚に戻し続けると分かった。僕が読みたいのは、もっと正確に言うと、ハッピーな現実の物語。当然ながら基本的にストーリーというものは何かの問題とその解決を語るのだが、その問題ができるだけ小っちゃくて簡単なものだといいなと考えていた自分が駄目だと思った。でも、まあ、好きな物を読まないと意味がないから。


ええと、実はもっと書きたいことがあるけど、余りにも眠くて書けない。よくある話だが、これからはもっと楽になるだろう。