おみやげ | long island sound

おみやげ

横須賀線の逗子行きの列車を待っていたうちにお腹が空いていたので、ホームの販売店まで足を運んでみた。90円のパンを買い、そのまま食べ始めた。すると陳列された一冊が気になった。「文藝春秋」という月刊雑誌で、暫く立ち読みをしてからそれも買ってしまった。2個のお握りという210円の昼食の日々を送っている僕だが、行き先の鎌倉まで電車の中で潰す時間が余っていたし、実は文藝春秋はアメリカでお世話になっていた恩師に勧められた文献でもある。


列車に乗り、ドアの傍に立って読んでいたら、隣に父親に持ち上げられて外の風景を見ていた女児がいた。「きれいだね、きれいだね」と余りにも楽しそうに言っていたので、本を見るのを止め、つい頭を上げて窓の外へと視線を移してしまった。