教科書を読むだと?preposterous! | long island sound

教科書を読むだと?preposterous!

今日法律学と西洋政治史の二つの講義に行った。どっちも客員教授がなさっている授業だ。法律学は全学共通科目で、アメリカで100番台のクラスを取る様な軽い気持ちで入ったのに対して、法学部に附属している西洋政治史の初講義に参加したら、「100人の君たちの中に20人程度は失格する。残る者の中に50人位はDを取って、Aを取る者は10人も過ぎないだろう。」と教授に脅かされた。


うちの大学で交換留学生が一般学生用のキャンパスで講義に参加するのは滅多にないが故に、履修登録を提出する前に、参加する授業の先生一人ひとりの承諾を得なければいけなかった。特別扱いはして欲しくないけど、一応事情を先生に説明して、参加することを認めてもらえるから喜んで挨拶し回った。メインキャンパスで勉強する外国人の中でも西洋人は僕一人位だし、おまけに余計に目立つ金髪の人間で、何の断りもなく授業に参加したら道に迷った観光者だとか勘違いされそう程だ。先生と少し話をしたら、一応日本語が通じることを証明して、お互いに少し安心する。それから経済学と文章構成法の教授方みたいに授業中で僕に質問してくださる先生も少なくないから、仮に正規学生になったとしてもまだ挨拶をした方がいいだろう。


ちなみに法律学の先生との初対面で、余り良い印象を受けなかった。僕が参加することに関してOKだったし、特にこれといったものはなかったが、何となく気まずかった。僕はそんなどうでもいいことで人を尊敬しなくなりがちな餓鬼だから、無意識のうちにあの先生の授業を舐め始めてしまった。でも、いくら全学共通科目とはいえ、日本語で行われる講義だから、油断したらすぐに分からなくなって困る。必死に聴く西洋政治史だって、このままだと絶対に失格する20人の一人になるに違いないと思う。日本の大学でも成功できる自信はあるけど、決してアメリカで通っていた大学のような簡単なものではない。


今の時期にできることは、参考文献を読んで、毎週真面目に講義に臨むぐらいだ。自分で選んだ細胞生物学の巨大な教科書や先生に推薦された立憲主義に関するハードカバーを手元に置いて一章一章自分の言葉でまとめてパソコンで保存する。西洋政治史の枠組みとして使われた英語の教科書をamazon.comから注文して、それが届いたら翻訳でもしようかと思っているのだ。


問題は、先生に薦められた書物でも、その殆どは試験範囲にならないものばかりだ。専門用語を身につけて基礎をきちんと習う為には非常に便利だが、もし学期の中間になってもまだ不安だったら先生に相談をせざるを得ないだろう。でもそれに至るまではできるだけ自分の力でやっていきたい。