やり直し
この間新しいパソコンを買ったが、インターネットに繋げたのはついさっきだ。不慣れなキーボードを打つ度に愉快な音がする。
2級は見事に失格。昨夜午前3時まで勉強していたが、やはり泥縄に過ぎなかった。しかもおかげで今朝寝惚けてしまって、やっと起きたのは試験時間の30分前だった。いくら受験所は家の近くにあるとはいえ、受験の20分前に来場するようにと受験票に書いてあるし、方向音痴の僕がこういう時に限って迷う嫌いがあるので流石に焦ってしまった。ゆっくりと朝御飯を食べてから出かけようと昨日思っていたのに、結局ソーセージを一本口の中に放り込んでから受験所まで走りっぱなしだった。着いたら胸が苦しくて、肺が絞られているような感じだった。しかしテストが始まったら好調だとでも思った。
試験が終わったら自分で採点してみたところ、200満点で145点しか取らなかった。80%以上は合格ということで、後15点が欲しかった。万が一、何と答えたか憶えていない問題がもし全部正解だとしたら、合格したという可能性はなくはない。でもどう見えても大失敗だった。不注意に因って間違えた場合もあれば、回答が全く思いつかなかった問題もある。
数時間後準1級を受験することになっていたが、その間家に帰ることにした。帰り道の途中で、やっぱり1級までやらなくていいじゃない、と一瞬思った。
僕は何て情けない人間だろう。致命的な自惚れに陥って、今後の2年間の計画をずらしてしまった。上京して3ヶ月も経っているくせに、結局これかよ。言い訳なら山程ある。倫理学の発表に追われて最後の一週間碌な勉強は出来なかったとか。試験前日午後6時まで部活で忙しかったとか。後一週間、一日、嫌、半日さえあったら…
思いっきり潜っていたトンネルの壁を素手で殴る。そして思い直す。
失格したのは、かえって僕の為になったかもしれない。今までの遣り方では無理だと、今度のテストに思い知らされた。気合を入れ直して益々努力するしかない。大体こんなことで終わらせてたまるものではない。