こんなに書くと筆者ながら辛抱強く校正できない
今日勉強の最中に、ふっと頭に浮かんだ思いを、漢字の練習を乱さず後検討するように欄外で筆記した。今更この受験生には僅かな不安で悩むわけにはいかない。そして、検討というものの、頑固な僕はこのまま勉強し続ける筈だと随分分かるから、このぐらいの軽薄な考えの為時間をつぶすことはない。しかし、空しく経った一日中には他の考えもなかったことから、そのたった一つの思考がふと閃いた一瞬からやがて心に重く押さえられた夜にかけての経緯を、ここできちんと述べるよりしかたがない。
最初に思ったのは、一覧表から目をちょっと見上げて外に照り映えていた立春の夕焼けを見たと共だった。「確保」という単語の左に「命を無駄にしちゃったのかな」という、結構暗い一筋を書いた。夕焼けを見たその時、その太陽の下にはしゃんでいる若人や、春の夕映えをのんびりと眺めていた人々が心に浮かんだ。勿論誰でも勉強していると思うけど、勉強と楽しみとのバランスを失ったのだろう、僕が。
悲観的な思いを契機に、そこからいろいろ厭世的に考え始めた。「根暗」等と言われたことはあるが、それは大体他人や僕には関係ないものにかけての思想だが、自分の出来事や将来性にかけては誰にも負けないぐらいの楽観の態度をもつと思う。三日前の言葉からいうと、「無限な可能性は僕の前に広がっている」っていう感じだね。しかし哀楽にかかわりなく、何と言っても僕は勢いに巻き込まれやすいものだ。真夜中の徹夜中には、溜息を出すほど悲しむこともあれば絶叫するほどわくわくすることもある。というわけであのたった一つの思案から不安な思いが川のように流れてきた。
殆どは上智のことだった。プレイスメントテストの受験から、授業での成功まで悩んでいた。結局、プレイスメントテストや日本語能力試験1級に受かっても必ず日本の大学での授業で成功できる程度でいるわけはない。それに大学院のことも大学での遂行に依るし、受かるばかりか、Aを取らなければいけない。今の程度ばかりか、このまま一年間も勉強を続けるとすればその時の程度でも無理だろう。そして、これからどんなに勉強しても直せないところもある気がする。
今学期末のパーティーを楽しみにするしか何もできない。日本語能力試験1級の模擬試験を受けてからすぐその日、及落にかかわらず呑もうよ、皆。そして明くる日二日酔いの間に荷物を詰めて寮を出かける。