永遠の電球 | long island sound

永遠の電球

僕の部屋は、前の三年間に渡って電球が壊れているままだ。交換するのは面倒臭いし、ランプを点けて済む。約三年前、あの電球がぱっと発行して壊れた一瞬間後、部屋の全景を見下ろす視点から何を見たのかな。三年前、まだ日本語に全然興味なかった時から、突然教科書を持ってきた時も、宇宙語みたいな発音で初めて音読を噴出した時も、大学から戻ってきた時まで、ずっと僕の面倒を看ていた。今にも、その電球が壊れていることを忘れて、無理にスイッチを点けよとする。僕は帰宅する度兄が交換してくれるように約束するけど、その整備はもう既に何年間も遅いんだ。今から二ヶ月後、再びこの部屋に戻る時もこのままで、留学して以来も変わらない筈だ。