本性
僕は若い。若くて馬鹿で、他人を傷付ける。わがままでそれしかできない。この僕は他人に何も上げられなくて、何も与えられない。でも自分自身それが分かっても人々を傷付け続ける。傷付けて傷付けて、空しい人生に何か意義をつけようとする。しかしその意義とはいつも自ら作り出す虚偽のものだ。どんなにその性癖を変えようにも変えられなくて、反省しようとしても止むを得ない。それは、僕が子どもだからだ。
「僕若くて、大人の世界には手を出すんじゃない。独りで居りゃいいんだ。それで誰も傷付けられないからだね。そしてそのまま、一歩一歩、自らこの空しい人生を送る価値を作るんだ。」時々僕はそう思う。しかしそれは意外と難しくて、その代わりに友達や恋人との関係やら勉強に没頭して、精神的な欠点を忘れようとして繕おうとする。しかし誰かを傷付けてしまうとその欠点が明らかになる。
先日もう一度自分を変えようとした。一生の前例に反して、その一つの欠点を改良しようとした。
でも失敗した。今更無駄だったと気付いた。本性はほんの少しでも変わらなかった気がする。そして、また誰かを傷付けてしまった。
疲れている。もう誰も傷付けたくない、例え知り合いの皆との関係を断たなければいけなくても。唯この空しい人生を一人ぼっちで潰したい。