出る釘は打たれる | long island sound

出る釘は打たれる

改めて毎日の更新を目指す決心を採ったのに日本語で書くのはいかにも面倒臭い所為か、母語みたいに思いっきり気持を述べることができないし、時間を掛けて記事を書くのはなかなか難しい。今日も更新等やってる暇はないと思いきや、新月が始まったところを見てから新たな志望がもたらされた。もうすぐに留学するので、アメリカでの最後の一ヶ月をきちんと語る。確かにこの間色々な凄く面白いこともあれば落ち込んだこともあったし、書くべくことは豊かに有るんだが、時間さえあれば最近から過去に順々にゆっくりと書き尽くしたい。


この間今学期の最中に全然消えてしまった自信が回復して―理由ならばそれは後で書くので、取り合えず自信満々だと分かれば良い―先生と話し合う時はニコニコで楽しむ。水曜日先生達が提供してくださる会話練習で喋って楽しんだあまり、つい2時間の練習が終わってしまった。2時間半も通して話していて、久し振りに結構満足した。解散してから相変わらず友達との夕飯をのんびり楽しもうと思って、食堂に行った。座っていた間に向こうのテーブルで食事をしていたクラスメートを見逃した。


お皿や食器を揃えて、トレイを戻しに立って行って、そのクラスメートが話しかけた。「あの、ゲシャクさん、ちょっといいでしょうか?」英語だったにもかかわらず「ゲシャクさん」と言ったその子と直に話したことは一度も過ぎなかった。好きでもなかったけど優しそうな人で嫌いでもなかった。しかしその意見は、この二日の間に大分変わった。


「確かに、貴方は日本語が本当に上手ですが…」とは耳に触れた途端に先週まで落ち込んでいた僕が必死に断った。「では、少なくとも私に比べれば問答無用ですけれども…。」つい自分の厚顔で小恥ずかしく思って黙った。知らない日本語のクラスメートに僕と話していつもそういう風に自己紹介されて困る。返答に詰まって、御世辞臭い反対等もできなくて、黙るしかない。「まあ、とにかく貴方は上手だとずいぶん分かるんですけれども、会話練習は私が会話できる一つだけのチャンスですから…。」それだけで言いたい事が伝わったのでそれで済むと祈った。「今日の練習で貴方が言っていた事あまり分からなくて、話す機会もほとんどありませんでした。」もう我慢できなかったので、要約しようとした。「詰まり、僕に黙ってほしいっていう訳だよね。分かった。」「ありがとうございます。その練習は皆の…」等と言おうとしたが、僕は振り向いて、友達に話しかけられて彼女との話し合いが終わった。寮に戻って、彼女の厚かましげに腹を立った。それであまり知らないクラスメートのHPに目を通して、また同じような不平を発見した。「会話は弱いと思うけど会話練習に行くのは嫌。日本語マニアックの偉そうに喋りすぎるガキどもは行くから。すなわちその三人のエリートと付き合う何て絶対嫌。」もう一人の先学期日本語のクラスをドロップしたクラスメートもコメントした。「賛成!最悪!」等と書いた。


最初からクラスメートに嫌われていたことが分かったけど、僕の所為で会話練習に行かない程何て思わなかった。会話練習中は他の人を話させるように遠慮するんだけど、やっぱり喋りすぎだったかも。


しかし、喋り過ぎないように注意するのは僕だけの責任じゃない?もし本当に圧倒的に話していたら先生は何かおっしゃるべきじゃないかと思う。そして、先生も気楽に会話の流れに巻き込まれたこととは、全然OKだったからだろう?しかし解決しようと思っても何となくまだむかつく。やっぱりそういう文句ばかり言う弱々しい人間が嫌いだ。


会話とは戦場みたいなものだ。それに英語を何年間勉強していた日本人という敵は何て恐ろしいものだ。日本人の大学生はおおむね、留学生達は日本語で話そうと思っても流暢そうな英語で返事するし、日本語の学生と違って言いたいことが伝えられない事はあまりないので(それにもし日本人は伝えられない複雑なことがあったら普通の日本語の学生が日本語で説明してもらっても分からない筈だ)、日本語が非常に上手じゃないと英会話に引っ掛ける。エリート等と言われる僕でも三年間だけで日本人と同じように外国語ができる訳じゃあるまいし、日本に行く前になるべく練習しなくてはならないと思った。僕の目指しの差し支えになるわがままな子達は許せない。日本人だって、もし会話の流れに追い付けなかったら英語に換えてしまう。それは日本語の学生に対して究極な敗北だ。嫌われていても僕が敗北を受けないように頑張る、遠慮せず。