二年前の足跡 | long island sound

二年前の足跡

電車が太陽に浴びられる浜の軽快な波が聞こえるグリーンポート駅に止まれ、僕はドアから走り出す。毎週の火曜日、森を通り抜ける線路を速く歩き、昼前に家に着くように。町から離れ、沿線の景色は何年ぶりに人に触れなかった。

あの夏の間にロング・アイランドで森に囲まれていた海と近い家に独り暮らししていた。月曜日にニューヨークに戻ってきたが、それしかその日々をその家で伸びやかに過ごした。終に駅から家に着いたら、自習の教科書や辞書が入った鞄を床に落とし、冷蔵庫に入っておいたレモネードを飲んだ。今もその味は懐かしい。泳ごうと意味が含まれる力強いものだ。