名取市の2カ所の避難場所で、よさこいの演舞が行われたことは、
先に社員であるだいきが、ご報告済みですが、
この同じ日に、岩手県北上市でも義援金を募ってのよさこい演舞がありました。
金ヶ崎の乱咲華さん、花巻の申和会さんなどが中心になり県内5チームの参加となりました。
「自分たちに何かできないか」物資はもちろんのこと「みんなが一つになって・・・」と、考えられたことでした。
毎年、北上のアメリカンワールドさんで行われているイベントがアメリカンワールドさんのご協力を得て、この思いを「チャリティー」として開催されたのです。
だいきが名取に、私は北上にと分かれて向かいました。
岩手では、まだまだ「自粛」が多い中、私自身も業者ではありますが、
気持ちはよさこいを愛する「よさこい人」として、
自粛か否か?どちらがよいのか北上でのこの演舞を観るまではわからないでおりました。午前11時30分から始まったのは・・・「私たちの中には家も流され・・・」この聞き覚えのある声がマイクを通して流れてきました。
宮城県沿岸のチームさんの代表でした。
次にみなさん笑顔で私たちに向かって踊ってくださったのです。
なつかしいひとりひとりのお顔を見ながら、
ご無事であることに感謝し、
その上大変だった思いをしているのにかかわらずこうして笑顔で踊るお姿に、
ただただ涙が流れてきました。
県内の被災に合われた沿岸地区の破天荒さん、
海龍さんお会いできてうれしかったです。
あちこちで、久しぶりの再会に喜び、
声をあげながら抱き合う姿を見ながら「よさこいの絆」を感じずにはいられませんでした。
私が元気のないように見えたのでしょうか・・・
被災された方から「自粛は被災者のためにならないよ。
元気なチームさんに盛り上げてもらいたい。
今日来てよかった。ますます頑張りたくなった。」
「岩渕さんが元気出さずにどうするの!」逆に励まされてしまいました。
どうしたらよいのかと、ためらうことなど何もないのですね。
「よさこい」の持つ「人を元気にさせる」というパワーを岩手からも発信しているんだということを実感できた日でした。
内陸で行われた「義援金」という支援でしたが、
名取で行われたように、
岩手でも被災されて避難所にいる方へ笑顔と元気を届けることができる日が、
早くきてほしいと思っています。
神戸の小城さんと一緒に「行きたい!」というチームさんも増えてきています。
その日もすぐかもしれませんね。
今後も引き続き応援してまいります。