今日も、大谷翔平が華麗な先制4号ホームランを右翼席に叩き込んだ、ヤンキース先発の剛腕ルイス・セベリーノは「内角を攻めれば抑えられると思った」とまさかの内角低めへの強打に唖然としていた。

先日、テゥド・ウイリアムスに大谷をオーバーラップしていたが、若くしてニューヨーカーのアイドルになったルー・ゲーリッグにも大谷をダブらせていた、ゲーリックはコロンビア大学へ進学したが家庭の事情で退学し、20歳でヤンキースからスカウトされプロのユニホームを着る事となったが、その華麗な一塁守備と打撃に人々は魂を奪われた。

私はゲイリー・クーパー主演の「打撃王」を見て、ゲーリックが「鉄人」として三冠王を始め数々の打撃のタイトルを総なめにした逸話を知ったが、ホームラン王もルースが引退後、何度かとった事を知っていた。

同じ一塁手のルースはゲーリックを弟のように指導して居た事も話題になった。

そんな「鉄の馬」(Iron Hors)とも呼ばれた「鉄 人」も病(筋委縮性側索硬化症(ALS))に倒れ37歳の若さで逝ってしまったが、当時の連続試合出場2,130は永らく破られる事はなかった、1987年6月13日、広島カープの衣笠に破られたが、病魔に侵されていなければもっと続いていた事と思う。<その衣笠の記録を更に更新したのはオリオールズのカル・リプケンが1995年に破っている>

 

我々が大谷に期待するのは怪我と不用意な故障にも勝てる強い身体を維持することで、今日の試合で2打席目に一塁手と交錯しそうになって踵を傷め(過去にも痛めている)3打席目の絶好機に代打を送られたが、恵まれた躰を更に強靭な肉体に改造してエンゼルスの永久欠番にその名を残して欲しい。

ゲーリックは野球界で初めての永久欠番「4」となり、ベーブルースの「3」は9年後なったがヤンキースには永久欠番が18もある、ヤンキースには一桁の背番号はなく、如何に凄い「くたばれヤンキース」が揃っていたかが判るエピソードでもある。