3月1日から月末までの春の駆除の結果をまとめてみました。
3日日曜日 天気晴れ後曇り夕方から雨
昨夜の猪の足跡を桜子単犬でやってみました。お寺の裏で鳴きが出て。しばらく鳴いてから約150メートルの距離を迎えに来ましたが。
私が現場に行くまでに犬が猪の所に戻ると、猪は移動したみたいで。
結局猪を見失ってしまいました。
次は桜子桃太郎親子パックでやりました。
猪は起きましたが。メンバーさんが最初に待っていた場所から、犬の動きに応じて移動したために。猪が最初に待っていた場所をドンピシャ通過したのを撃てずに逃げられてしまいました。
親子犬はそれから結構長追いしましたが。最後はかなり離れた国道まで行ったのを何とか回収しました。
10日日曜日 天気晴れ(だったっけ?)
独立したポッコリ山を桜子単犬で攻めました。
鹿を追って、かなり長追いして、最後は鹿が体温上昇して苦しくなったのか?川に降りてしばらく水に浸かっていたようでしたが。
誰も現場に行けずで、結局体力回復した鹿に逃げられました。
次は桃太郎単犬でやりました。鹿を起こして待ちまで一気に追って。
待ちが見事に鹿を撃ち獲って、めでたしめでたしで終了しました。
春になって角が落ちた雄鹿でした。
17日日曜日 天気晴れ後曇り
朝は桃太郎単犬と、猟場の反対側から隊長の新田犬とで、ふた勢子挟み撃ちでやりました。
桃太郎が鹿を起こして追いましたが待ちにはかからずで。
隊長の大和も1回は鳴くもやはり待ちにはかからずでした。
午後は北側から桜子単犬。南側からメンバーさんの四国の地犬パックでやりました。
四国の地犬が猪を起こして追いましたが。やはり犬の動きに応じて待ちを移動したのが裏目に出て。メンバーさんから少し離れた元の獣道を猪が逃げるのをメンバーさんが撃つも中らずで。
逃げた猪に桜子が出逢ったらしく、鳴きながらしばらく追いかけるも止められずで、結局帰って来ました。
しかし、猪は複数居たみたいで、別の猪を四国地犬2頭で山裾でかなり長い間止めていましたが。誰も行けずで、結局逃げられました。
24日日曜日 天気曇り時々小雨
最初にやろうとした場所のすぐ近くで知り合いの駆除のくくり罠に大きな雄鹿が掛かっていましたので。
近くで犬を放した場合、犬が鹿に行ってしまうのを心配して、場所を変えました。
しかし、変えた場所で桜子桃太郎親子パックを放したら、鹿が起きたものの、微妙に待ちを交わされて逃げられてしまいました。
次にやった山では、桃太郎がおそらく猪を起こしたけれども、待ちと真反対の方向に逃げられて。JRの線路上で犬がウロウロするという最悪のパターンに陥ってしまいました。
幸い、列車が来る前に犬を呼んで事なきを得ましたが。ハラハラしました。
27日水曜日 天気晴れ
桜子単犬で猪が入った跡のある山を歩いていると。
桜子が私から50メートルくらい離れた場所で黙って動きを止めて。
しばらくしてから、私の方に来ました。
近寄って来た桜子の表情と態度で、私を呼びに来たと判断して、桜子の後をついて行くと。
さっき立ち止まっていた深い裏白羊歯薮で鳴き始めました。
なるべく音を立てないように注意して、鳴いている桜子の真後ろ約5メートルの所まで行って、照準を犬に合わせて静かに待っていましたが。
桜子はしばらくその場所で鳴いていましたが。
やがて、場所を変えて、約8メートル左側から羊歯薮の中に向かって鳴きます。
最初の位置で桜子が向いていた方向と、次の場所での桜子の視線の方向とが交差する場所は、私の前約5メートルメートルから6メートル先の羊歯薮の中です。
なおも辛抱して銃を構えて立っていると、桜子は元の場所に戻ってしばらく鳴いて。
また、次の場所に移動してしばらく鳴いてを何回か繰り返しますが。薮の中は静かなものです。
随分長い間辛抱して立っていましたが。その内に私の方が我慢出来なくなって。
桜子が別の場所で鳴くために移動する時につい私も数歩動いてしまいました。
羊歯薮の中で、カサカサッと小さな音がした途端に、桜子の鳴き声が悲鳴のように甲高い逃げる猪を追う声になって、見る間に移動して行ってしまいました。
副蹄の跡が見えますから、これは谷を降りて逃げた猪の足跡だと思いますが。大きな判でした。
桜子は、それから2キロか3キロか?駆除許可範囲外まで猪を追って、最後はこちらの山に追い返して来ました。
こちらの山に猪が帰って来る正にその通り道に84歳に長老ハンターが待ち構えていて。
もうすぐ撃ち獲るところでしたが。
残念な事に、別のメンバーさんが軽トラでその場所に駆けつけて行って。
自動車のエンジン音を嫌った猪はベテランさんの手前50メートルくらいのところで鋭角に方向転換して逃げて行ってしまいました。
その後、桜子は次の山に入ってしばらく行った所で山から降りてしまいました。
午後からは、桜子桃太郎親子パックでやりました。
いつも寝ている場所で猪を起こして、84歳長老ハンターさんの待ちまでしっかり追って。
長老ハンターさんが見事に雄猪を撃ち獲りました。
31日日曜日 天気晴れ
猪が山に入った入り跡から桜子桃太郎親子パックを放したら、どんどん走って行って。しばらくしたら帰って来て。
また反対方向にどんどん走って行ってはまた帰って来て。
今度は別の方向にどんどん走って行って。待ちから遠く離れた場所で最初は桃太郎だけ、ついで桜子も加わって鳴いてましたが。
最も近くに居た隊長が見に行ったところ、タヌキを木に追い上げて鳴いていたそうです。
午後から別の山を隊長の大和君と挟み撃ちするように攻めてみました。
桜子が何かを追って山の外れの池まで行ってしまって。
桃太郎が農道トンネルの手約100メートルの尾根上でずっと動かずに居ています。
その内に隊長の大和君も桃太郎き加わって尾根上で動きません。
約2キロの尾根をやっとこさ犬の所に行きますと。
2頭の犬は私の顔を見たら2頭揃って離れて行って。私から約80メートルの尾根下の薮で激しく鳴き始めました。
鳴き声には時々悲鳴も混じりまして。相当厳しいやり取りになっているみたいです。
一生懸命犬達の方に寄り付きますが。その内に声が遠ざかって、やがて鳴きも止まってしまいました。
後で回収した桃太郎は、右大腿外側に浅い切り傷がありました。
今回も残念な結果でした。
今年の3月の駆除はなかなか歯車が噛み合わない感じで、なかなか結果が出ませんでした。
犬はまあまあ良い仕事をしていると思いますが。上手く行かない時はこんなものかも知れません。
4月は頑張りたいと思います。
気がつけば山には山桜が咲いています。春なんですね。
ではまた。