アメリカのグリーンカードを参考にして、欧州全域で有効な労働ビザ-ブルーカード(高度な技術を有する移民向けのビザ)の導入を計画しているという記事を以前にご紹介しました。日本は島国で、単一言語国家なので、外国で働くという生き方がそれほどなじみがないのかもしれませんが、何度かご紹介しておりますように、既に、海外で生活している日本人は100万人を超えています。その全てが労働目的ではないとしても、概ね全人口の1%に迫る人数が国外で生活していることになります。
日本国内の人口が減少し、企業も国外に目を向けなければ生き抜いていけなくなってきている以上、日本人の海外生活人口はこれからも増加していくはずです。さらに一歩進めて、企業から海外派遣されるのではなく、自分の能動的意思に基づいて海外で働く人も増えるのではないでしょうか?
今後は、職業を選択する段階で、自分の職業が外国での労働に適しているか、海外需要が多いかなどについて見通しを持っておくべきだと思います。朝日新聞にも、シンガポールに派遣された邦銀職員が、日本に戻らずに現地の金融機関に職を求めるケースが増えているという記事が掲載されていました。日本の富裕層向けにサービスを提供したいと考えている外資系金融機関はたくさんありますので、今後、香港やシンガポールで金融関連の仕事をする方はさらに増えるでしょう。