別宅「神戸で買おうと思った仏壇と本のための別宅を、阿佐ヶ谷で探そう」。母が亡くなった時に得た遺産は、すでに家内がかねて熱望していたカフェを開業する足しとして使っていました。父の遺産の方は仏壇を収納するために使いたい。そうでなければ何もかもむしり取られてしまった祖父が生きた証しは、仏壇と墓だけになってしまう。魚崎に拠点がなくなることには胸に穴が開くような痛みを覚えますが、仏壇と万年青の鉢、サルスベリのウロを阿佐ヶ谷のどこかに収納したい。