やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6.5巻 感想
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第7巻 [Blu-ray]

始まりはアニメ版と同じでネット経由の困り事相談掲示板で始まります。ラノベ版では三浦優美子から文化祭以降、相模南が落ち込んでいてクラスの雰囲気が悪いのでなんとかして欲しいという依頼が追加され、その後にアニメ版通り生徒会長の城廻めぐりが体育祭を成功させたいという依頼を両立させるために、雪ノ下雪乃は体育祭実行委員長を「あの問題児」の相模南にやらせると言い出すところから始まります。
八幡の見立てでは、能力面で考えれば雪ノ下雪乃が実行委員長をやるのがベストだし、相模南が落ち込んでいるのは時間が経てば文化祭のことなど忘れてクラスの雰囲気も良くなる――――。
たが、八幡の教室では相模南は八幡の相模南への仕打ちをダシに悪口を言いまくり、他者を悪く言い回り、引きずり下ろすことで、相対的に自分の地位を維持しようしていた。どっかの韓国がやっているディスカウントジャパン運動みたいなもんですね。
ゆきのんが相模南を体育祭実行委員長をやらせようとしたのは、自信を取り戻させて明るくさせてクラスの雰囲気が良くすると同時に体育祭を成功させようとなってますが、口には出してませんが、八幡を悪く言われるのが我慢ならなかったのかなーと思ってます。
依頼のやりとりで、城廻めぐりが八幡に文化祭で頑張ったことを感謝して微笑みかると八幡は照れて顔を背けるのですが、由比ヶ浜結衣はフグのように頬を膨らませて「むー」といい、雪ノ下雪乃はブリザードを吹かせる。まるで、「この駄犬は他所の女になに発情してるの?罵倒(躾)がまだ足りないのかしら?」的な感じがグットです。この辺りはアニメ版だとなかなか分からないところです。

<昨日の味方は今日の敵>
文化祭実行委員会では相模南とつるんでいた遥とゆっこは首脳部側と現場班に別れる。会社でたとえるなら目玉プロジェクトでポンコツぶりを遺憾無く露呈した相模南が何故かリーダーに抜擢され、相模南と同期なのに遥とゆっこはヒラという位置づけになったことでこじれ始める。相模南の文化祭の体たらくや遅刻などのいい加減ぶりを見ていれば、「何でこんな無能が委員長なんだ?何で命令聞かなきゃならん?」となるのは当然で、目玉競技の準備が遅々として進まず、体育祭開催の雲行きが怪しくなってくる。

相模南は自分が委員長をやめれたほうがいいのかな?と言い出すが誰も引き止めなかったが、城廻めぐりだけが相模南の成長を認めて引き止めた。城廻めぐりが相模南を褒めたのは、先代生徒会で雪ノ下陽乃のような超人と一緒にいて自分の凡人ぶりを嫌というほど思い知らされいたからなのかもしれません。
日本も景気の良い頃は、人柄さえ良ければ管理職に上げてもらい周囲の部下がその管理職を御輿として担いで盛り立てた。でも今は、上の受けの良さだけで上がれる人は大分減り、高い実績と目標達成力が備わってないと管理職には上げてもらえません。何故なら、ポンコツばかりを上に上げるライバル企業に負けて会社が潰れてしまうからです。
城廻めぐりは雪ノ下雪乃ほど優秀ではないむしろ凡人に近いが、常に会議では先陣に立って会議を仕切るし、会議が危うくなれば困っている仲間を見捨てず一緒に殿(しんがり)を努めるし、結果がどうであれ一生懸命やっている人の頑張りを評価する謙虚さを備えている。だからこそ、頼りないと分かっていても生徒会長という御輿として担いで支えて盛り立ててもらえている気がします。
<相互破壊確証?>
体育祭実行委員会の首脳部と現場班の対立は、またしても八幡の目には目を的なえげつない策略で解決するわけですが、八幡は首脳部で遠回しに提案するが、すぐに理解できたのは雪ノ下雪乃だけだった。まあ、今回は八幡ひとりがヒール役になるわけでなく首脳部全員が目の敵になるから雪乃も気づいたのかも。
正論で徹底的に相手を叩きのめすことで問題解決する傾向の強かった雪ノ下雪乃が八幡流に影響受けてちょっと変わってきた感じです。
ラノベでは相互破壊確証とあるのですが、相互確証破壊ですよね?

<競技の結果はアニメ版と同じ>
ラノベ版では雪ノ下雪乃の負けず嫌いぶりが追加されています。
作中で、ヒッキーが人は何度も痛い思いをして、柔道の受身のように無意識に反応するようにならないと人は変わらないと言っているように相模南は自分の凡人ぶりを思い知らされ、あからさまに悪口を言っていると何かの拍子にブーメランとなって自分に返ってくることを身を思って知り、露骨に誰かを見下すことはしなくなるまでには成長したようです。

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