【生物と無生物の間】福岡伸一著
手放す前にと読み始めると、予想外の内容で…
PCRマシンが1988年に開発され「分子生物学に本当の革命が起こったのだった。」とPCRマシンの解説のくだりでは、
これって【PCR検査】の⁉️ってビックリ‼︎
DNAに始まり体内での科学的な反応を想像し実験し解明していくという気の遠くなる様な内容に付随して、人間の本質がズバッと書かれているから読み物としても面白い。
「生命とは動的平衡にある流れである」
DNA解析後のタンパク質の働きについての細々した内容を読んでいると、身体はタンパク質で作られているとしみじみと感慨に耽り、
タンパク質(アミノ酸20種類)を食べる事が本当に大事なんだと改めて思う。
「私たちは、自然の流れの前に跪く以外に、そして生命のありようをただ記述すること以外に、なすすべはないのである」‥エピローグより
もっと早く読めば良かったと思いつつも、今だから理解できるのかもしれないと思える本でした(^з^)-☆