今日はエンジェルケア(死後の処置)

 

 

 

 

病院でのエンジェルケアは脱脂綿を詰める高分子吸収帯をシリンジで注入するといった事をします。

 

 

 

ですが

 

 

 

今日のエンジェルケアは『全身をタオルで拭く→洗髪→お着換え→メイク』と言ったものでした。最近は亡くなった後、詰め物(肛門や鼻など)をしないのが一般的なのだそう

 

 

 

 

ケアをしながら 詰め物をするって・・・。

死んだ後そこに意識はないのだけれど、『真顔そんな苦しい事されたくないよね。』とつくづく思い。

 

 

 

親族が亡くなったあと家族も一緒に身体を拭くことがあっても、詰め物をする場面て見ていられないなって感じた。(配慮するので見る事はありませんが)

 

 

 

 

そしてもう1つ知ったのは

 

 

 

 

 

エンジェルケアは医療処置ではないので私達看護師に依頼するとお金が発生するということ。

 

 

 

 

 

これを考えると 家族や自分自身が遺体となった時はしなくても良いんじゃない?っていう気持ちがよぎりました。

 

 

 

でも

 

 

 

詰め物をするのにも理由があります。

 

 

 

なぜ 詰め物をするのか?について

 

 

 

<簡単に>

  • 医療は体液を流失するような痕を残してしまうので必要
  • 帰宅後のご家族への感染予防的な意味
  • 病態によって生じる臭いなど公衆衛生的な意味

 

 

 

これを考えると病院で亡くなった時は必要なのかもしれません

 

 

 

 

病院で働いている時には違和感は感じていても、これは日常のケアでしたから立ち返って考えるという事はしてこなかった。

 

 

 

療養環境、最後の場所が違うと家族、自分の最後の姿を選ぶ事もできるのだな~と考えさせられる日でした。