胃カメラを初体験して。
健康のため、早期発見のため…と分かってはいるものの…実に苦痛でした。
「今日の運勢は最悪だ」と思うほどに。
(運勢は全く関係ないし、運の良し悪しでもないことは100も承知ですが)
初めての体験だったので、普通だったのかもしれないし、上手な先生だったのかもしれませんが。
ですが。
「あいつら、下手くそなんじゃないか!」と八つ当たり気味に思いましたね。
というのも、最初に嫌な印象を持ったせいかもしれません。
それは、検査前に看護師さんから経口内視鏡(口からカメラを入れる胃カメラ検査)の説明を受けている時のこと。
「カメラを入れた後、唾を飲まずに垂れ流してください」と言われ、疑問を持ったのでした。
歯医者さんでの経験ですが、唾をバキュームで吸ってはくれるものの、体は勝手にゴクンと嚥下反応をしませんか?しますよね?
歯医者で治療中の唾など飲み込みたくもないけれど、どうしたって体がそう反応してしまう。
なので、それを看護師さんに伝えたんです。
「ゴクンとしたくなったら、しても大丈夫ですか?」と。
「ゴクンとすると苦しくなるのでしないでください」
「でも、勝手にしてしまうと思うんですが…」
「(少し沈黙)…呼吸の仕方をお声がけしますので、我慢してください」
「(これは分かってもらえない雰囲気…)わかりました」
って、答えたんですよ。
返事したんですよ。
そしたらね、看護師さん。
「はぁ〜…」ってため息ついて、次の流れについて話し始めたんです!
(ちょっと、なにそのため息!私、初めてで怖いって言ってんのに。不安なのに。)
って、思いませんか?
そりゃ、看護師さんは毎日毎日、何十人もの患者さんを相手にしているでしょう。
胃カメラなんか珍しくもなんともないでしょう。
でも、その反応は違うんじゃない??
そこからスタートした胃カメラ検査。
麻酔は、喉の麻酔と、眠る麻酔と2種類あって、そこの施設は喉は必須、眠るのは選択式でした。
あまり、麻酔を打ちたくもなかったし、初めてだからどんなものなのかも分からなかったので、私は喉の麻酔だけにしました。
最悪でしたね。
「お゛ぇーーーっ」「ぐへぇーーーっ」
涙と鼻水とヨダレでぐちゃぐちゃになりながら、オェーッとして、ヨダレでびちゃびちゃなんじゃないかというベッドに頭を押さえつけられ。(ヨダレを垂れ流すといっても、特に受け皿とかがあるわけではない)
案の定、ゴクンとせざるを得ない。
すると、余計にオエっとなる。
かと言って、体の反応を抑えきれない。
やや落ち着いてからですよ。
呼吸法について声がけされたのは。
そして、説明には無かった事が。
先生「空気を入れますねー。ゲップは我慢してください」
鬼か?
おかげさまで、私の胃はキレイでしたよ。
問題なく、健康な胃でした。
内視鏡検査には、経口と経鼻があります。
次、受けなければならないのなら、経鼻内視鏡にするか、眠る麻酔をするか、腕の良いと評判の施設に行かないと無理ですね。
そうそう。最後に。
胃カメラを口から取り出して、起き上がろうとしても「少し待ってください」とまたびちゃびちゃのベッドに頭を押さえつけられ。
ようやく起き上がったのに、ティッシュも渡してくれませんでした。
ティッシュと言ったらくれましたが、涙を吹き、鼻をかみ、ヨダレを拭き、頬を吹き…としてるそばから、検査前に外した腕時計などを受け取る様に渡され。
まだ、ティッシュで拭きたいし、手に持っているのはゴミになったティッシュ。ゴミ箱を指示してくれるわけでも、ゴミを受け取ってくれるわけでもなく、腕時計が入ったケースを差し出したまま。
(気も利かない、優しさもない看護師だな…)と思いつつ。
なんとか、時計を受け取り、促されながら廊下へ出たのでした。
もうちょっと、なんとかならないものでしょうか…