Cisco Mobility Express について。
ほんと、だいたいで語ってみる。
読み方は、シスコ モビリティ エクスプレス
Wi-Fi(無線)電波を発信するアクセスポイントであり、そのアクセスポイントを管理するコントローラにもなるソリューション。
会社や学校、施設などでWi-Fiが使える場所が増えてきています。
自宅がWi-Fi化している家も多いでしょう。
まず、自宅のお話から。
多くの方が自宅のどこかに無線LANルーターがあって、LANケーブルを無線LANルーターに接続することで、そこから無線の電波を発信する仕組み。
無線の電波を受信したスマートフォンなどは、ネットワーク名(SSID)を選択して、パスワードを入力するする事で、Wi-Fiに接続できる。
だいたいそんな感じかと。
じゃあ、マンションを例に(インターネットマンションでは無く、各戸で無線LANルーターを設置してる例)。
お隣さんと同じSSIDとパスワードですか?
違いますよね。無線LANルーターが違うもの、当然ですね。
ではね、会社や施設でWi-Fi化されている建物の場合。
各部屋ごとに、SSIDやパスワードを入力しますか?
しないよね?お部屋がいくつかあったって、一旦パスワードを入力すれば、移動してもそのままWi-Fiが繋がってるよね。
それはなぜか?
1台のアクセスポイント(無線LANルーターとほぼ同義語の定で話を進めます)が電波を発信するエリアが、家庭用のものより広いから?
まぁ、それも無くはないけど、壁があったり電波の障害があると、なかなかそうもいかないのです。
快適にWi-Fiを利用しようと思ったら、各部屋にアクセスポイントを設置します。
そして、SSIDとパスワードを同じものにして管理するのが、無線LANコントローラー。
この無線LANコントローラーがあるから、ビル内で移動してもどこでもインターネットが使えるし、電波の干渉による不具合も防げるのです。
いよいよ、本題。
モビリティエクスプレスとは。
これは、無線LANコントローラーの役割もするアクセスポイント。
つまり、アクセスポイントとして自ら電波を発しながら、50台(上限が25台の機種もあり)のアクセスポイントの管理ができる。
価格も安価だし、無線LANコントローラーを置く場所も取らない。
私が見積りしたある案件に関して言えば、モビリティエクスプレスと無線LANコントローラー使用時の価格差は約5倍。(ライセンスの絡みなどもあります)
もちろん、アクセスポイントの台数が100台とか大規模になってきたら、無線LANコントローラーじゃなきゃダメなのですが、大抵の施設ならアクセスポイント50台以下で済むよね。
いい商品だと思ったので、ご紹介でした。