今月末の朗読劇の稽古も

徐々に詰める作業に入っています。

 

だからこそ、

心の栄養が必要なのです。

 

 

 

というわけで今回は、

2023年令和版

アニメるろうに剣心

について、思うところを

語ってみたいと思います。

 

 

今回は、

筆者が特に思い入れのある

「御庭番衆編」です。

 

ついこの前、

一区切りついたところなので、

実写映画版の

ちょっとしたネタバレも含めて

語っていきます。

 

動画配信サービスなどで

これから見る予定があり、

ネタバレを避けたい方は

戻るキーを押して頂くことを

おすすめいたします。

 

 

 

 

 

よろしいですか?

 

それでは、参ります。

 

 

 

 

 

そもそも自分が、

この「御庭番衆編」

に思い入れがある理由が、

初めて見たときが、

確か小学校の6年だったか、

そのくらいの時期であったこと。

 

そのときに見た、

御庭番衆たちの、

偏って、歪んで、

それでもお頭である

四乃森蒼紫に向ける

忠誠や恩義ゆえに遂げた、

凄惨な最期は、

強く記憶に焼き付きました。

 

特に、

当時のテレビ放映の事情だったのか、

最後の決着回が3週間くらい

延期されていたと記憶しています。

 

そのたびに、録画していた

前回、前々回放映分を

見返しながら、

決着回に向けて気持ちを高めていって、

それを受けての、あの最期。

 

子供心に衝撃でした。

 

 

 

そしてもうひとつ。

これはネガティブな理由ですが、

佐藤健主演の、

映画版るろうに剣心における

蒼紫の扱いの、雑さ。

 

 

 

2時間モノの映画として

まとめなければいけない苦労。

 

何を見せて、何を削るか、

どう扱っても原作ファンからは

苦情を言われるであろう苦悩。

 

剣心と薫の絆を描き、

最初のボスである黒笠を

より印象的に描くための

仕方の無い措置だったのでしょう。

 

それは十分に理解します。

 

 

しかし、1作目に

武田観柳は出るのに、

蒼紫は出ない。

 

2作目、京都大火編で出たと思ったら、

ただの思い込みの激しい

逆恨みストーカーのように

描かれていたという、

扱いの悪さ。

 

これでは、

操も翁も報われないでしょうに。

……翁を演じる田中泯の

強烈なアクションシーンは

格好良かったですが。

 

 

なぜ蒼紫が修羅道に堕ちたのか。

 

そこを描くからこそ、

操が蒼紫に向ける思いや、

立場的には、

かつて敵であったはずの剣心を

翁が受け入れた心情などが

際立つはずなのに……。

 

そんな思いを抱えながら

モヤモヤしていたところに、

2023年、

るろうに剣心再アニメ化の報。

 

 

昂ぶりました。

 

そして、

この御庭番衆編が

キチンと描かれることを、

期待しました。

 

 

 

見終わった感想としては、

駆け足ながらも

押さえるところは押さえ、

さらには、独自解釈での

アニメオリジナルの描写を加えた、

良い出来であったと思います。

 

期待に応えてくれて、

ありがとう

というのが正直な気持ちです。

 

 

ついでに言うと、

2023年10月時点で

現在連載中の北海道編を受けて、

武田観柳がさらにクレイジーなキャラに

パワーアップしていたのは、

憎い相手でありつつも

笑ってしまいましたね。

 

初回放映版で観柳を演じていた

飛田展男氏の粘つくような

嫌らしい演技も良かったですが、

今回の真殿光昭氏の

振り切れたイカレっぷりも、

良い味でした。

 

御庭番衆たちの最期が、

凄惨になりすぎない

というマイルド化にも

一役買っていたようにも思います。

 

 

 

次回は、

この御庭番衆編についての考察や、

蒼紫を含め御庭番衆たちの

キャラ造形などにも

言及してみようと思います。

 

 

最後に。

あの式尉の演出、

そしてアニオリ過去シーンは

良い意味で卑怯でした。

般若が般若くんと

呼ばれていた理由も納得。

あれは確かに般若くんです。

 

 

 

PS

 

 

今月末に開催予定の朗読劇です。

ワンデイのみですが、

当日入場も歓迎です。

ぜひお越しください。