あきらさまに落ちてる人は心配だと言う
彼の言葉に
わたしは衝撃だった。

多分彼からは
わたしが落ちて
生まれて初めて
人に
助けを求めた時ですら
そう思ってはいなかったのだろう。

わたしが本当に
落ちた時は
『 ここ 』
には居られない事も知ってるはず

そして
落ちた時は
髪をむしりながら
泣きじゃくって
その場から
動けなくなる。

今回はちと違った。
限界なのか
独り
声を出しながら
笑いながら泣き始めた。

わたしがわたしでなくなる瞬間、
なにかに映し出されてる様な
視界になった。
私が
手探りで何かを探し、
見つけると、
また
笑い出しながら
それを
使う。

わたしには鈍いピリピリした痛みが
じわりと流れ込む。

視界は変わらない。

「足りない。消えろ。」
と泣きわめきながら

何度も繰り返す。

痛みが
心の痛みに負けていて、

わたしが
笑いながら、
繰り返す。

傷が見え
赤いものが見えた頃
涙で前が見えないくらいになりながら、
視界は戻り、
私がわたしに代わる。

心の痛さを
誤魔化したくて、
分からなくしたくて
再び
わたしがそれを
繰り返す。