あの雲、何に見える?
あなたは、よくそう言っては空を見上げていたね。
私にはその雲が、あなたが言う様な物に見えなくて・・・
そんな私に、いつもあなたは説明してくれたよね。
ほら、あれが尻尾で左側が頭だよ、わからない?
想像力が乏しいんだから(苦笑)
そう・・・
あなたには絵心があり、私にはそれがなかった。
だから他にもたくさん、私には無いものを持っているあなたを、
とても尊敬していたよ。
それは今も変わらない。
あなたは、私のどこが好きだった?
あなたに尊敬してもらえる様なものを持っていた?
訊いてみたいな。。。
ぽっかり浮かんだ雲を見ながら・・・想う。