連休は、私の両親と夫と息子で、スキー旅行に行きました。
私が幼い頃からの恒例で、夏は避暑にと、年に2回くらいは訪れる場所です。そこに来て、普段の生活から離れて思うのは、人生というのは、たとえ無意識であったとしても、思っているよりもずっと、制約が多いということです。
実はそんなに選択肢はなくて、一緒にいる人でさえ、誰を愛すかよりも、誰と一緒にいられるか、という理由で一緒にいることがほとんどだということです。
そういうことを考えると、つい虚しくなってしまいますが、それでも、自分で選んできたという気持ちはあるので、側にいる人を、大切にしなくてはいけないと思います。
そして、それはたとえ、人生の一時しか一緒にいられない人だったとしてもです。
どんなにお金や時間があっても、物語のない人生はつまらないものです。
「人生のエンドロールに並ぶ人の名前」
そんな言葉を、私に贈ってくれた詩人がいました。
私の名前も、そこに載せて欲しい。
こんな気持ちが共有できる人も、世の中にはいるものです。
人生は、この一瞬一緒の繋がりに過ぎません。それなら、キラキラしたこの美しい記憶で、このつまらない人生を、埋め尽くしたいものです。