何故かパットしない俺の帰郷…


前から行かなければならない場所に

事前にgoogleマップにマーキングしていた


オレとあの人のノスタルジックストーリー


あの日あの時あの場所で…

1989/5/6 昼下り とある神社でのこと…

同じクラスのあの人に会いに行く

隣町のあの人の家の近くまで行き

公衆電話で呼び出した…


「来るなら来るって事前に言えよ!バカ!」


随分と乱暴だったのはよく覚えてる

女の子は髪や化粧に時間がかかり、タバコを何本も吸って待っていた。でも俺なんかに会うのに準備してくれるのは、嬉しいと思った


「よぅ… いきなり来んなよ…バ…カ…」


大人びた服装、長い髪で現れた彼女…

何となくこの辺りに似つかわしくなかった…

ココでは目に付くから…

あそこの神社で話そうと言われました

俺はその日と同じ道程を徒歩で再現…


橋は架替え新しくなっていました

風もない穏やかだったあの日…
バイクを押して2人歩いたこの道…
「バイクで…先に行ってて…」そう言われ
ヤンキーが履くツッカケでオレの後を歩くあの人… そのシーンを鮮明に覚えています


懐かしいこの神社…何年ぶりだろうか…
この場所、記憶通りでズレはなく

彼女ではなかったけどあの人と
ココで大事な話しをしました
最初は他愛の無い世間話しから
俺から切り出した大事な話し…
恋愛話しではないんてすけど
この日のコトは良く覚えています


俺の人生の転換期…
そうせざる得なかったコト
大したコトではなかったですけど
それを伝えにあの人に会いに行った
18歳のあの日…
境内に2人座りココで話したコトは… 
ずっと…ずーっと…遠い過去…

オレとあの人が座り込んで話している姿を
第三者から見ている様に思い出し

この辺りにオレ…
あいつはココだったっけ…
当時と同じ場所に座り過去を再生する…
可愛いあの人の姿や声…

誰も居ない寂しい神社で目を閉じて
そんな頃を思い出していました…


その日から約2週間後…
予想していたコトはやはり起き…
あの人を泣かせてしまいましたね

ココにはその日以来、来たこともなく
もう一度訪れたい場所でした


この階段を2人下り、道路で別れました
ココはあの日と全く同じで…
変わってしまったのはオレ… か…


あの人はもう覚えていないだろう…
俺だけの大事なストーリー

ココにはそんな大事な思い出がありました…