19歳の春…2度目の上京でした…

期間社員で関東の片田舎にいました

2度の期間延長を経て11 月…

「今回も延長するかい?」班長にそう言われた

しかし4月に入社した同僚達も、誰もおらず俺1人…能代が恋しくなり延長はしなかった…

何十人もいた中、残っていたのは俺だけ…


ガラガラの寮…

孤独感とホームシック…

あの頃のオレには凄くキツかったんだと思います


最後の仕事は夜勤でした、夜勤を終えた日付が変わる未明に直ぐに能代へ向かった…

時間に余裕も有り、高速を使わずに盛岡まで走る… 雪が降っていた。ガソリンスタンドで聞くと秋田側は雪「夏用タイヤでは無理だよ」って言われたが、そのまま向かった。


仙岩トンネルまで大雪でヤバいと思ったが、何とかトンネルを越え秋田側は雨でした…

それで能代まで無事にたどり着くコトが出来ました。


実家に着くと1人暮らしのお袋が出てきた

「いきなり帰ってくることないだろ、電話の1本くらい入れなさい!!」

まだ携帯もない時代、公衆電話でも良かったのだが、驚かせたかった。

「コレ、お前の車か!?また随分いいの買ってきたねwww」

たいした車ではないけどお袋は喜んでいたね


半年前のお盆に帰郷した時、例のオレの好きなあの人が「帰って来たら連絡してね、車乗せてね」と言われていた。お盆に貴女に会ってまた想いが募り… それからずっと貴女のコトばかり…

(その頃のコトはオレのブログ「松田聖子」を読んで見て下さい)


その夜、貴女に電話して明日の夜会うコトになり、洗車してオレなりに身なりを整え迎えにいく…


貴女の家に19:00頃…

ドキドキしていた、夏から4か月…

「よぅ久しぶり…わぁ…車カッコイイね…」

「◯◯◯君…久しぶりだね…気をつけなさいよ」

「母さん…久しぶりですwww」

何でいつもここの家はお母さんが出てくるのか? それより不思議なのは夜中に大事な娘が、男の車に乗っていくのに、何故心配しないのかだ…

「乗るよ… 何処連れてってくれるの?」

ううっ…カワイイ…コイツこんなに可愛かったっけ? しかもスゲーイイ匂い…


思い返してもこの日、何処に行ったのか覚えていない。それにこの日のコトは、ここから覚えてない…


この日から1か月半…

オレは仕事をしておらず、貴女度ばかり遊んでいました。傍から見たらまるで彼女の様に…


1か月半後の1月半ばまで…

オレの人生の中で

1番貴女がそばに居た時でした…


「来週… 東京に仕事探しに行くよ…」

「うん… 頑張ってね…」


そして東京に行く前日に貴女と遊び…

家の前で貴女を降ろした…


「気を付けて行きなょ…東京… また帰って来たら連絡してね…」家に入る貴女を引き止めた

「◯◯さん… あの…」

「うん? なぁに?なしたの?」

振り返りコチラに来る貴女…

「いゃ…何でもなぃ…」

「ぅん?何ょ…言いなょ…なしたの?」


お前のコトが好きですって言いたかった…

貴女を目の前にして今しかないと思った

しかし… 何も言えなかった…


「またね… バイバイ…」貴女はそう言って家に戻っていった…


もしも告白したらどうなっていたのか?

またフラレて終ってしまったんだろう…

貴方に「言いなょ…」って… 何となく分かっていたのか?何なのか?でも…やはり言うべきだったと思う…


それから約4か月後のゴールデンウィーク…

また貴方に会いました…

身辺のコトを余り話さない貴女から、衝撃の事実を話され悲しみと怒り… それでも何も出来ないオレ…


何であの時オレにそんなコトを話したのか?

助けて欲しかったのか?

優しくして欲しかったのか?


弱っている貴女の隙に入るコトは出来たのかもしれないが、そんなコトは貴方には出来ませんでした


今でもあの時の貴女の気持ちは分からない…